そしてもう一つ肝心なのは、お金を持っているけど使っていない人にお金を使ってもらう対策を取ることなんです。
すごくぶっちゃけた話ですが、今ってお金持っている人とそうでない人が二極化しているので、貧乏な人に何万円ばら撒いても酒や煙草やパチンコ店で使われるだけで、ほとんど社会的には効果はでない気がします。100人に1,000円ずつ配って使ってもらうより、お金持ちの1人にどかんと大きな買い物してもらった方が景気は良くなるはず。
良い例が以前ブログに書いたPayPayの100憶円バックのキャンペーンです。あれはお金を配るのではなく、買い物の何割かをクーポンとしてバックするので、お金があって買い物できる人たちが消費する理由を作り出し、昨年12月のテレビの販売台数の伸びなど経済に大きく貢献しています。
しかも付与されたクーポンはそのまま消費になるので補助金撒いて貯金されることもなく確実に消費が増えます。「買い物できない貧乏人には恩恵がない」なんて馬鹿なこと言う人もいますが、買い物できる人に消費してもらわないと経済が循環しません。
長くなりましたが、まとめると景気の刺激策として良いのは「全国民1,000憶円使い切りキャンペーン」などと銘打って、対象期間の買い物は10%がポイントで返ってくるようにする施策だと思います。1億円の不動産を買ったら1000万円もらえるのでかなり消費は拡大するでしょう。実際にできるとは思いませんが…。笑
加えて、奨学金の返済を政府が肩代わりして無償化したりすれば大卒経歴の人が月何万円かの収入増になるため新たに車を買うローンだって組めます。先述のように教育無償化・女性の活躍支援など日本の将来が明るくなるんだとカリスマ政治家などが強く打ち出すことも合わせれば、さらに景況感は良くなるはずだと思います。
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