韓国のから騒ぎ。安倍首相イラン訪問を「失敗」と大喜びの韓国紙

kou20190619
 

韓国の文在寅政権が苦境に立たされています。外交面では習近平中国国家主席の突然の訪朝決定により北朝鮮問題での発言力の低下は必至となり、内政に目を転じれば度重なる失政のため海外に逃げ出す企業が続出という惨状。今後韓国にはどのような行く末が待っているのでしょうか。台湾出身の評論家・黄文雄さんが自身のメルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』で、各国を取り巻く状況を詳述しつつ分析しています。

※ 本記事は有料メルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』2019年6月18日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め初月無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:黄文雄(こう・ぶんゆう)
1938年、台湾生まれ。1964年来日。早稲田大学商学部卒業、明治大学大学院修士課程修了。『中国の没落』(台湾・前衛出版社)が大反響を呼び、評論家活動へ。著書に17万部のベストセラーとなった『日本人はなぜ中国人、韓国人とこれほどまで違うのか』(徳間書店)など多数。

【日中韓】6月末のG20で没落していく習近平と文在寅

世界の外交が大きく動いています。日本で開かれるG20を前に、米中問題は言うまでもなく、アメリカとイラン、北朝鮮問題などで各国がさかんな動きを見せ始めています。

安倍首相は先週、イラン側の招きで同国を訪問し最高指導者や大統領と会談しました。アメリカとの対立が深まるなか、イランとしても日本に対して仲介役を期待したのでしょう。

しかし、安倍首相の訪問にあわせたように、オマーン海上で日本のタンカーが襲撃され、アメリカはこれをイランの仕業だと断じました。もっとも日本はアメリカに対してその証拠の提示を要求しています。

もちろん攻撃主体がイラン側であった可能性もありますが、その場合、イランの穏健派ではなく保守派だろうと思われます。2014年に中国の習近平主席がインドを訪問した際、人民解放軍が中国との国境に接するラダック地方に突然越境してきて、中印両国の軍隊が緊張関係に陥ったという「事件」がありました。

中印首脳会談、国境付近では両国軍にらみ合い

当然、インドを訪問していた習近平の面目は丸潰れとなったわけですが、そのとき、習近平に不満を持つ人民解放軍が習近平の顔を潰すためにわざと仕掛けたという説がありました。実際、習近平は人民解放軍を7大軍区から5大戦区へ大幅に改変、兵士も大幅に削減するという改革を断行しています。

そのような「前例」からすると、安倍首相の訪問中にホルムズ海峡で騒ぎを起こして、アメリカとの対決姿勢を強めたいというイランの保守派が仕掛けたという説も成り立つでしょう。

いずれにせよ、ホルムズ海峡が封鎖されれば、イランのみならず中東全体からの石油輸入がストップしますから、日本の野党も「安部外交の失敗」と揚げ足をとったり、代案もなく「反原発」ばかり言っていないで、もっと建設的な話をすべきでしょう。

今回のイラン訪問を「失敗だとして大喜びしたのが韓国紙です。中央日報は「『外交仲介者安倍』誇示しようとしたが…米国とイランの間で困惑する日本」という見出しで、「『安倍首相の仲介外交失敗』が野党の主な攻撃材料になるものとみられる」と報じています。

「外交仲介者安倍」誇示しようとしたが…米国とイランの間で困惑する日本

しかし、そもそもイランと日本との関係は悪くありませんが、とはいえ日本がアメリカとのあいだの仲介者になる絶対的な必要性もないですし、隣国でもありません。日本のメディアでは、アメリカのパシリとなってイランを訪問して、イラン側から反発を食らったかのような報道や解説もありますが、もともとイラン側からの招待での訪問です。イランの招待に応じて訪問したことは、共同記者会見でロウハニ大統領も謝意を述べています。

安倍首相、ロウハニ大統領共同記者発表の詳報

もちろん、緊迫する米・イの関係のなかで、安倍首相への期待はイラン側にもアメリカ側にもあったでしょう。とはいえ仲介が成功する保障もないなかで、あえて安倍首相は訪問したわけですから、むしろ世界からの求心力は高まったと見るべきでしょう。安倍首相はG20を前にイランを訪問した唯一の先進国首脳という位置づけになるからです。

しかし、日本の野党やマスコミはこれを「失敗」として、大々的な政権批判につなげようとしています。

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