読者からのさまざまな質問に回答してくれる、メルマガ『永江一石の「何でも質問&何でも回答」メルマガ』の著者で人気コンサルの永江一石さん。今回は、「Amazonでの買い物で失敗しない方法、自衛策」についての質問が届きました。永江さんは、質問者が行なっている自衛策を肯定した上で、最も確実な自衛手段の徹底を推奨しています。
Amazonで詐欺ショップに騙されないために
Q.
私は現在、日用品の購入をAmazonにシフトしているユーザーです。が、ご存じの通り、現在のAmazonは粗悪商品が多く出回っており、それに加えて詐欺的なショップによる住所の抜き取りなど、後の生活にも悪影響を及ぼす事例が見られます。
ニッチな商品を試してみたり、高額な商品を丹念に調べるのはいいのですが、普通の商品はあまり手間をかけずに事故を避けたいと思っています。永江さんはどのような対策をしていますか?以下に自分の対策を示しますが、その他にありましたら教えてください。
- Amazon配送品以外はできるだけ避ける(詐欺対策)。または購入実績のあるショップを選ぶ
- レビューをざっと見て偏りがあれば避ける
- 類似品と比較して極端に安い場合は避ける
高額商品の場合はレビューを丹念に見たり(特に星2~3)、同じショップの他の製品を調べたりしています。
それにしても、このような状態はAmazonのECのブランド価値を下げる行為だと思いますが、Amazonは何か対策しないのでしょうか(最近はポイントカード&Amazonゴールドカードでヨドバシ購入も多いです)。最近AmazonがBICやライフといった、いわば商売敵と提携をするのは、このあたりに理由があるのでしょうか。
永江さんからの回答
わたしもAmazon配送品以外は購入していません。詐欺ショップを避ける意味もありますが、例えば中国の店舗など万が一不良品が届いた時の交渉が大変だから。レビューも日本語が変だったりやらせも多いので全く信用出来ませんよね。
その点、Amazon配送品なら1ヶ月以内であれば返品をほぼ完全に受け付けてくれるので安心です。以前ブログにも書きましたが、よくレビューに「すぐ壊れた」「金をドブに捨てたようなものだ」などと罵声を書き込んでる人がいますが、文句を言うならすぐ返品すれば良いんです。
また「このような状態はAmazonのECのブランド価値を下げる行為」については、そのとおりではありますが、正直Amazon側の人手不足の側面も否めないと思います。モンスタークレーマーもいますから双方の話を聞かないとならず、けっこう大変ですよね。
もちろん詐欺ショップと判明すればその都度垢BANしているはずですが、いたちごっこになっているため、予期せぬ事故を避けるにはAmazon配送品以外は買わないという一択だと思います。
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