英メーガン妃でも話題。米で常識の婚約指輪のアップグレードとは

 

この時点ではじめて友人に予算を聞いてみた。なんとなく他人のカップルの事情だし、最初から予算を聞くのも失礼かと思っていたけど、あまりにも高額な指輪ばかりが棚に並んでいたので自分たちの想像していた商品はここにはないかもしれないと思い始めたからだ。

指輪に限らないが、アウトレットといっても、比較的安くなっているというだけで非常に高額な数十万円のものが7割引きということも珍しくない。特に宝石店の入るアウトレットは実は想像以上に高い宝石を扱っているのかもしれないのだ。

「ところで予算はいくらなの?」「うーん、半額になって1500ドル(15万円ほど)くらいかな。私たち旅行好きだから、世界中を周りたいと思っていて、指輪はそこそこの見た目なら高額じゃなくていいのよ」

たしかに、半額で1500ドル(15万円ほど)の予算ならティファニーなどの高級店で選ぶには選択肢が少ないかもしれない。「じゃあ、ゼールスとキージュエリーにいってみようか」ゼールスとキージュエリーは中堅規模の宝石チェーン店なので、様々な予算に対応してくれそう。まずはゼールスへ。

ご参考:
ゼールス

少し年配のベテランっぽい女性店員さんがニコニコしながら出迎えてくれた。予算と好みを伝えると、いくつか選んでくれた。しかも、ダイヤやデザインの説明も丁寧にしてくれたのだ。

「この指輪はあなたの予算内だけど、ダイヤが少し曇っているからおすすめしないわ」…と説明してくれた指輪は75%引きだった。大幅値下げには理由があるのだそうだ。

ちなみに、お店の人によると、アメリカで近年人気の婚約指輪は、以下のようなペアシェイプのような楕円形、もしくは、真ん中にメインのダイヤをおいて周辺を小さいダイヤなどで飾り全体を大きく見せるタイプ、3つの石を並べたスリーストーンタイプ(3つの石は過去、現在、未来という意味を持つ)なのだそう。

ティファニーの商品でご参考画像:
Tiffany Soleste? Pear-shaped Halo Engagement Ring with a Diamond Platinum Band
Tiffany Three Stone Engagement Ring in Platinum

ゼールスでは、私たちが見に行った週末まで半額セールを特別にしているけど、通常は3割程度までとのことだった。でも、店員それぞれの裁量で若干の割引きができるという。

もし、高額なものが大幅に値下がりしていたら映画『ブラッド・ダイヤモンド』で有名ないわくつきのものや、それこそ偽物ということもあるため、気をつけるようにとのアドバイスも頂いた。

たしかに、いろいろ調べると、本物かつ正当なルートで入手しているダイヤはゼールスのような宝石の正規店やティファニーなどの高級ブランド店なら保証されているし、店側もその辺をちゃんと説明してくれる。個人経営のこだわりのデザインのお店もちゃんとしているところは説明がされるはずなので、判断基準の1つになるのかもしれない。

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