日頃から著名人とのネットワークを構築して、ビジネスの幅を広げたいと思っていても、いざ有名人を紹介された際、緊張してしまいうまく自分をアピールできずに終わってしまうことがあります。有料メルマガ『野木志郎の令和版「七人の侍」。集まれ!世界に挑戦する猛者たち!!』の著者でアンダーウエア業界の異端児として知られる起業家・野木志郎さんが、著名人との繋がりをスマートに構築するコツを解説されています。
ビジネスノウハウ・著名人と繋がるための秘策
大物著名人と会うことは滅多に無いです。だから緊張もするし、いかに気に入ってもらおうかと必死になります。誰でもそうなんです。でも、ここで一番注意しないと駄目なことがあります。著名人は毎日そのファンや会いたい大手企業の社長などと会っています。だからこそ謙虚になる必要があります。控えめに自己PRをするんです。難しいです。これは本当に経験を積まないとこの方法の空気感をつかめません。その空気のこんな読み方もありますよって感じでご参考まで。
大抵大物に会う時っていうのは事前に日程調整が難しい。だからいつ変更になっても大丈夫なように前後1週間くらいの日程は自由に変更できるようなスケジュールに調整しておきます。普通は簡単には会えないんですから、アポイント入っても「もしかしたら急に変更なるかもしれません」と前置きして約束します。そうすると、急に変更になっても対応できますから。
<準備編>
大物と会う時のマナーは誰もがやってる事ですが、著書があったら、必ず全部読んでおく。まぁ斎藤孝さんみたいにめちゃめちゃ出している人については最新刊でいいので、必ず読んでおきましょう。
それと、Wikiとかで調べて、相手が嫌がること、スキャンダルなんかも調べておきます。でないと、不意に知らずに口走ったりすると、それだけで「なんやこいつ、そんな事も知らんのか?」って事になりますから。だから絶対にマイナスイメージになることを避けるために徹底的に調べておきましょう。趣味なんかを調べておいて、共通点を探すのも大切ですが、マイナスだけは絶対に取り返しがつかないので、要注意です。ただし、Wikiは間違いも多いです。情報は複数メディアで検索をかけて情報の精度を上げておきましょう。情報を間違うくらいなら、言わない方がいいです。
<本番編>
とにかく、著名人は会話に慣れているし、褒められまくってます。誰でも何でも知ってるくらい質問に答える術を知っています。百戦錬磨だと思っていてください。だからちょっと知ったかぶりだけは絶対に避けましょう。
知らないものは知らない。「そんな事まで知らないの?」でもいいです。知ったかぶりよりはいいです。俺の言い訳は「すんません、最近全くテレビを観てないので知りませんでした」で謝ります。とにかく素直に、誠実に会話しましょう。
一番駄目なのは、ここぞとばかり自己PRをすること。「私は○○で、ほんでかんで、あっちこっち、にっちもさっちも・・・」って感じで自慢たらたらしたら、二度と会ってくれません。印象付けるのであれば、謙虚さを印象付けた方が間違いなく好印象です。以前、友人で大成功を収めている人がいて、NOBUさんにご紹介したとき、彼はNOBUさんにまで自慢話をしてしまったんです。そうなると、相手はNOBUさんです。もうね、ダメでしたね。
ただし、一つだけ例外があります。IT系の社長と会う時、イケイケ系の若い社長と会う時。これは自己PRを存分にやってください。ほとんどの場合、それに輪をかけたくらい自慢仕返しされると思うけど、それくらいでないとIT系の社長は「おもろい奴だ」と言わないです。
IT系社長でもいろいろいるので、全てとは言いませんが、多いのは事実です。イケイケの社長は大体自分が最高だと信じているので、余程のPRをしないと相手の印象には残らないので、何度も会いたいと思うのであれば、自分の一番強いところを徹底的に押して下さい。
<番外編>
著名人と会った後にすることは、必ず御礼のメールなり手紙を出して下さい。必ず。手間がかかっても手紙が一番良いですが、メールでもLINEでも何でもいいです。とにかく気持ちを伝えることが大切です。こんな事を言うまでもない事ですが、やらない人が多すぎるんです。簡単な事なんですがこれを一手間かけるかかけないかで、次に会ってくださるかどうかが決まります。必ず御礼状を出しておいて下さい。(わかっとるわ!って言われそう。)
image by: Shutterstock.com