「希望の同盟」演説は、ウソか?
2015年3月、歴史的AIIB事件が起こりました。イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、スイス、イスラエル、オーストラリア、韓国など親米国家が、ほぼ全部アメリカを裏切った。彼らは、アメリカの制止を無視して、中国主導「AIIB」への参加を決めたのです。日本は、この時不参加で、アメリカを決定的没落から救いました。
さらに2015年4月、安倍総理は歴史的「希望の同盟」演説を行った。安倍総理は、演説の中で、こんなことをいいました。
1990年代初め、日本の自衛隊は、ペルシャ湾で機雷の掃海に当たりました。後、インド洋では、テロリストや武器の流れを断つ洋上作戦を、10年にわたって支援しました。その間、5万人にのぼる自衛隊員が、人道支援や平和維持活動に従事しました。カンボジア、ゴラン高原、イラク、ハイチや南スーダンといった国や、地域においてです。これら実績をもとに、日本は、世界の平和と安定のため、これまで以上に責任を果たしていく。そう決意しています。
「世界の平和と安定のため」に「責任を果たしていく」「決意」がウソでないことを、今証明すべきです。
自衛隊員が積み重ねてきた実績と、援助関係者たちがたゆまず続けた努力と、その両方の蓄積は、いまやわたしたちに、新しい自己像を与えてくれました。いまや私たちが掲げるバナーは、「国際協調主義にもとづく、積極的平和主義」という旗です。繰り返しましょう、「国際協調主義にもとづく、積極的平和主義」こそは、日本の将来を導く旗印となります。テロリズム、感染症、自然災害や、気候変動──。日米同盟は、これら新たな問題に対し、ともに立ち向かう時代を迎えました。
日米同盟は、タンカーを攻撃する勢力に「ともに立ち向かう」べきでしょう。「積極的平和主義」が口先だけのきれいごとではないことを今こそ示すべきです。
米国が世界に与える最良の資産、それは、昔も、今も、将来も、希望であった、希望である、希望でなくてはなりません。米国国民を代表する皆様。私たちの同盟を、「希望の同盟」と呼びましょう。アメリカと日本、力を合わせ、世界をもっとはるかに良い場所にしていこうではありませんか。希望の同盟──。一緒でなら、きっとできます。
希望の同盟、一緒でなら、きっとできます。「一緒なら」というのは、まさに言葉の通りです。タンカー防衛を「一緒」にする。日本のタンカーを、アメリカや外国に守らせていれば、トランプから、「日本は日本のタンカーを守らず、家でソニーのテレビを見ているだけだ」などといわれてしまいます。そして、アメリカ国民は、「日本人は狡猾な民だ!」と怒ることになるのです。
安倍総理、今まで、さまざま美しい言葉を語ってこられました。
「自由で開かれたインド太平洋戦略」
「積極的平和主義」
「希望の同盟」
「一緒なら、きっとできます」
これらの言葉は、ホントだったのか、それともウソだったのか、今問われています。
日本は、AIIB事件の時、参加しないでアメリカを救いました。それで、日米関係は、とても強固になった。今、アメリカの「タンカー防衛有志連合構想」は挫折しかけています。日本は、イギリスに次いで、「やりましょう!」と手をあげ同盟国アメリカを救ってください。アメリカを救うことが、日本を救うことにもなります。そして、国民には、「日本のタンカーを日本が防衛するのは当然だ」と説明すればいいのです。野党がなんかいったら、「ではあなたは日本のタンカーの防衛を他国に任せるのが、平和主義だというのですか?」と切り返しましょう。
メルマガの読者さんで安倍総理とつながりがある方は、ぜひこの内容をお伝えください。皆さん、韓国叩きで幸せなようですが、もっと大事なことが世界では起こっています。
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