企業の健康保険組合で構成する健康保険組合連合会(健保連)が22日、医療機関で処方される市販薬と同じ成分の花粉症治療薬について、医療保険の適用から除外し全額自己負担にすべきだとの提言を取りまとめたと、時事通信、共同通信が報じた。日本人の「国民病」とさえ言われる花粉症。その処方薬が「保険適用外」になる可能性が出てきたことで、ネット上では批判の声が多く挙がっている。
企業の健康保険組合で構成する健康保険組合連合会(健保連)は、医療機関で処方される市販薬と同じ成分の花粉症治療薬について、医療保険の適用から除外し全額自己負担にすべきだとの提言を取りまとめました。https://t.co/a1XHMrf17I
— 時事ドットコム(時事通信ニュース) (@jijicom) August 22, 2019
花粉症、市販薬に代替を - 保険外で薬剤費年6百億円削減https://t.co/6CVCCnm8lg
— 共同通信公式 (@kyodo_official) August 22, 2019
健保連は、この提言を保険財政悪化への対応策と位置付け、最大で年600億円程度の医療費削減効果があると試算。その半面、1-3割の支払いで済んでいた患者の負担は重くなるという。時事通信によると、2020年度診療報酬改定に向け、今秋から本格化する中央社会保険医療協議会(厚生労働相の諮問機関、中医協)で提起するとしている。健保連は、市販薬で代用可能な処方薬の医療費規模は2126億円と試算、これまでも医療機関で処方される湿布や保湿剤を保険適用から外すよう求めており「制度維持のため、一定程度の除外は必要」と強調しているようだ。
このニュースに対して、花粉症の症状で苦しんでいるネットユーザーからは怒りや不満の声が殺到。「殺す気か」「そもそも杉を植え過ぎたのが悪いのに」「増税して、さらに負担増とか死にたい」などと、悲鳴のような声が多数投稿されている。
Twitter上の反応
増税に加え、医療費も削減…?
削るところが違うでしょ😰
知らないうちに恐ろしいことが進められてく…
それに削減効果で捻出した600億円はどこにいくのだろう?#保険適用外 https://t.co/wa6qP2X7Ub— ことばな / 編集ライター (@cotobana_column) August 22, 2019
花粉症薬、風邪薬、湿布、漢方薬など保険適用外になった場合の外来
👴クシュン
👨⚕️風邪ですね。薬は保険適応外になりますが、処方出しましょうか?
👴…
👨⚕️悩んでおられるなら、薬局でも同じものが買えますので、そちらで購入お願いします。(ここで風邪薬リストを渡す)https://t.co/9pBPpfXHyv— こども先生👼 (@kdmmental) August 22, 2019
10月には消費税増税
国民健康保険料の上昇
物価の上昇
医療費の上昇
水道民営化による水道料金の上昇ときて、今度は保湿剤をはじめとする医療用医薬品を保険適用外にして全額自己負担しろと?
厚労省が健保連のこの提言をつっぱねないと、アトピーの人などは地獄を見る事になってしまう。 pic.twitter.com/PRMYUCdzlR
— 大神 弘 (@ppsh41_1945) August 23, 2019
「杉を植えまくって国民の多くを花粉症にしてから花粉症治療薬を保険適用外にする」って国家運営シミュレーションゲームの攻略wikiに資金稼ぎの小技として載ってそう
— じゅうあみ@新連載始めました (@a110ami) August 23, 2019
花粉症の薬が、保険適用外になるというニュース。https://t.co/IyM1o0zNaf
花粉症となるも、糖質制限とビタミンD服用のおかげさまでかなり症状がなくなっている自分ですが、とりあえず結論からして
いいから日本の全部の杉の木を根っこまで含めて引っこ抜いて燃やせ
と思います。
— マンガで分かる心療内科/ゆうきゆう/謎解きゲーム (@sinrinet) August 23, 2019
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