アメリカは中国がWTO違反を繰り返し、自身を発展途上国だと言い張っていつまでも「最恵国待遇」を受け続けることにNOを突きつけました。また、日本は韓国を「ホワイト国」から外し、貿易上の優遇措置を取りやめました。
それによって大中華、小中華とも罵詈雑言を繰り返し、大騒ぎしているわけですが、それはつまり、両国とも「別格扱い」を受けなければ存立が難しいということを意味しているわけです。
米中・日韓をめぐるトラブルを経済だけに限って見れば、世界経済にも大きな影響をもたらすでしょう。しかし、政治・社会・文化などの各分野から見ると、21世紀の時流を変えた事件であり、また、中国にとっても韓国にとっても、むしろプラスに働くと思っています。
日米としては、現政権を支持しないだけであり、大中華や小中華を潰すところまでは考えていないでしょう。日米の言論人などは、中国・韓国の人々に、今回の対立が得になるということを、さまざまなかたちで説くべきです。
この問題が長期化すればするほど、日米のみならず、中韓にとっても世の中が明るくなる一助となると私は考えています。
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※ 本記事は有料メルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』2019年9月3日号の一部抜粋です。
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