納得ができるまで見学や体験を。「オルタナティブ教育」の選び方

 

3.オルタナティブ教育の種類

オルタナティブ教育では、そのほとんどが子供の個性が尊重され、主体性・自立性を鍛えることを目標としています。また、大人は教師ではなく子供のサポートスタッフという認識も特徴の一つです。有名な教育法では、

  • モンテッソーリ(イタリア)
  • シュタイナー(オーストリア)
  • サドベリー・バレー(アメリカ)
  • イエナプラン(ドイツ)
  • サマーヒル(イギリス)
  • フレネ(フランス)
  • プロジェクト・ベースド・ラーニング(カナダ)
  • レッジョエミリア(イタリア)
  • ドルトンプラン(アメリカ)

などがあります。それぞれ素晴らしい教育法として知られています。

家庭教育アドバイス…「必ず見学、体験を」

幼児教育の需要は高まっています。ますます、今後はオルタナティブ教育が注目されるでしょう。例えば、俳優の斎藤工さん、将棋の藤井聡太さん、Amazon創業者、グーグル創業者、アメリカのオバマ前大統領は、皆オルタナティブ教育の出身として有名です。しかし、決して「成功者」を育てる目的の教育ではありません。自ら学び続ける姿勢を持ち、主体的に行動できる自由な人間を育てることを目的とした、人間性を磨く教育法なのです。

それぞれ学校によって教育方針は千差万別です。必ず足を運び、実際の授業がどのように行われているのかを体験し、子どもとの相性を見る必要があります。親がその教育理念を知り、選択肢を増やして考えることで、子どもの違った側面を引き出したり、可能性を広げる手助けとなったりする場合もあります。メリットやデメリットも考慮に入れ、納得ができるまで見学や体験をすることをお勧めします。

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家庭教育アドバイザー 柳川由紀この著者の記事一覧

家庭教育のプロとして、教育相談員の経験を生かしながら、親としての接し方のコツをお伝えします。子どもは、親のサポートの仕方でずいぶん変わります。子どもの能力を最大限に引き出せるよう、まずは親力をアップさせましょう。専門である教育心理学、家庭教育学をベースに家庭の中でできる「子どもを伸ばすためのコミュニケーション術」を「親の力」に視点を置き配信予定です。乳幼児、小学生、中学生、高校生、大学生など発達段階に応じた子どもへの声掛けを具体的にご紹介します。

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