米ペット産業で、手作りペットフードがトレンドになっている理由

 

なお、Eコマースから始まった手作りのペットフードはジャスト・フード・フォー・ドッグス以外にもいくつもあり、また、ペトコのような大手ペットチェーン独自に始める事例も出ているなど、一種のトレンドとなっている。

価格は、手作りということで割高ではあるが、比較的安価なものからこだわりのもの、獣医が監修などなど様々。ワンちゃんや猫ちゃんの体調に応じて選べるようになっている。中にはこれまでどおりのペットフードしか食べないという子もいるだろうしね。

なお、手作りペットフードがここまで注目されている理由の1つに、従来のペットフードにワンちゃんの心臓病の原因になっているのではないか?との疑いが出ていることも要因となっている。米国食品医薬品局(FDA)が過去に心臓病を患ったワンちゃんが食べていたペットフードのブランドリストを出しているほどで、けっこう深刻だ。

ご参考:
FDA Identifies Dog Food Brands Associated With Canine Heart Disease

ペットオーナーとしては、喋ることのできない猫ちゃんやワンちゃんにできるだけ体に良いものを食べて欲しいと願った結果、上述のような大手ペットショップの大改革の後押しをしたのかもしれない。

ただし、手作りペットフード、というか従来のペットフード以外の新鮮な食材を使ったドッグフードの中には「生の肉」をそのまま生のままにしている商品もあるようで、その生肉から下痢や体調不良を引き起こす菌が検出されたためリコールなど呼びかけがあった。

前述したペトコの手作りペットフードはすべて調理し衛生面もしっかり管理しているが、中には管理の甘い販売業者もいるので注意が必要だ。こういった点でもインターネット上ですぐにニュースや口コミを確認できるので、ペットにも飼い主にとっても、やっぱり以前よりずっと良い環境になったなと思う。

ご参考:
FDA warns against specific brand of raw frozen dog food

image by: Shutterstock.com

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ニューヨークの大学卒業後、現地で就職、独立。マーケティング会社ファウンダー。ニューヨーク在住。読んでハッピーになれるポジティブな情報や、その他ブログで書けないとっておきの情報満載のメルマガは読み応え抜群。

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