米ペット産業で、手作りペットフードがトレンドになっている理由

 

いろんな性格の猫ちゃん

「My Cat from Hell」は、猫行動学者のジャクソン・ギャラクシー(Jackson Galaxy)さんが、飼い猫の行動に困っているお家に出向いて問題を洗い出し、解決策を提案。1週間ごとに進捗確認のため再訪問して結果的に猫ちゃんの行動が落ち着くまで見守ってくれるという1時間のリアリティ番組である。

…と聞いて頭に思い浮かべるジャクソンさんはどんな人だろうか。猫行動学者ということで、白衣を着てメガネをかけていて、いかにも学者さんといった風貌を想像するだろうか?メガネをかけている点は合っている。けども、見た目はとてもいかつい。

腕にはごっついタトゥーびっしり。坊主に長めの黒ヒゲ。そして、特徴的なピアスをしていて、黒縁メガネという出で立ちなのだ。まったく知らない人だったら気軽に話しかけづらいかもという感じの人なのだ。

ちなみにジャクソンさんは昼間は猫行動学者として、テレビ番組に出演したり、獣医と共同運営している自身の猫コンサルタント会社Little Big Cat, Inc.を経営しているが、夜は猫好きのロック・ミュージシャンとしてバンド活動をしているそうだ。

だから、「My Cat from Hell」でお宅訪問する際には猫グッズは黒いギターケースに入れて、指には猫型の指輪、猫のタトゥーなどなど、猫満載。そんなぱっと見はとてもごついジャクソンさんが、依頼主の話に真剣な眼差しで否定することなく耳を傾けてくれる。

依頼主の中には、このままの状態が続けば猫ちゃんを手放すしかないとか、自分の平穏な日々が猫にめちゃくちゃにされて仕事にも影響が出ているなどなど、単なるペット問題にとどまっていないものも多い。

ひとしきり飼い主の話を聞いたあと、問題の猫ちゃんにご対面する。ジャクソンさんを見るなり猫パンチと威嚇で牽制する子もいれば、ベッドの下に潜ったまま出てこない子もいる。飼い主の話も辛そうだったけど、猫ちゃんの様子もとても辛そうなことが多い。ギリギリのところで生活しているように感じて胸が締め付けられる想いになる視聴者さんも多いのではないだろうか。

そして、この時にジャクソンさんは少し時間を取って、猫ちゃんの様子を観察。その後、なぜこんな状態になっているのか考えられる理由や原因を飼い主に説明した上で解決策の提案をしてくれるという流れだ。また時々、厳しいことを言うけども…、と前置きした上で飼い主のわがままと思われる主張を正すこともする。

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