ラグビージャージの話
次はラグビージャージの話です。今回のW杯出場20か国代表チームのラグビージャージは、それぞれスポーツメーカーがサポートしています。一番多いのがカンタベリー。7か国が使っています。さすがですね。アディダス、ナイキ、アンダーアーマー、ルコックといった有名な海外ブランドもサポートしています。また、マクロン、BLK、ISC、オックスブリッジはラグビー以外ではあまり馴染みのないブランドです。そして、アシックス、ミズノの両国内ブランドも頑張っています。良いですね。
それはともかく、ラグビージャージと言えば日本人には「横縞模様」に馴染みがあります。実際、日本代表も赤と白との横縞模様です。特に伝統校のジャージは横縞模様ばかり。一方、海外のチームのほとんどは単色のジャージです。例えば、ニュージーランドは黒、スコットランドは紺、アイルランドは緑、イングランドは白、ウエールズは赤、南アフリカは緑、フランスは青、オーストラリアは金、といったように。
どうして日本のジャージは縞模様ばかりなのでしょう。ある解説本によれば、チームの数が多いので、単色だけでは色の数が足りないからだそうです。ラグビーの試合は敵味方の選手が入り乱れるので、ユニフォームの色が似ていると、色の見分けが難しくなります。そこで、二色使いの縞模様で色の組み合わせを増やしたとのこと。この説は、本当なのでしょうか。どうも違うような気もします。スポーツメーカーさんなら、そのあたりの事情に詳しいことでしょう。教えて欲しいですね。
いずれにしても、素材やプリント技術が向上してデザインがしやすくなったのは事実です。今後のおしゃれなデザインのジャージに期待します。
■今日のツボ■
- ラグビーは学校の名前が由来である
- 楕円形のラグビーボールは、イギリスの靴職人が作った
- 日本のラグビージャージは横縞模様のものが多い
image by: Suhaimi Sulaiman / Shutterstock.com