台風15号、19号が続けざまに甚大な被害をもたらし、改めてこの国では、自然災害への備えが常に必要だということを思い知らされます。人間のためはもちろんですが、大切な家族の一員でもあるペットのための備えを忘れてはいませんか?メルマガ『佐藤貴紀のわんにゃんアドバイス』の著者で獣医師の佐藤先生が、ペットのために飼い主ができる「住まいの備え」、「備蓄品」について教えてくれます。
家庭でできる、ペットを「自然災害」から守る方法
「自然災害」だけは自分たちではどうしようもありません。安全を家庭で守るためにはどうしたら良いのか?ペットも家族。ペットと自分を守る為の方法を考えてみたいと思います。
1)家でできること「住まいの備え」について
家にいれば安全という事は100%ありません。「家具の固定」をする事により転倒防止になります。「ペット用のケージの固定」は特に大切です。上に高くなっていますので倒れてくる可能性が高い為に、固定は重要です。
窓ガラスに養生テープを貼るというのも、強い風が吹いてガラスが割れた時に飛び散らずに、人間もペットも身体から守ってくれます。カーテンをしておくとさらに良いと言われています。
2)「ペットのための備蓄品」を準備しておく
災害時のペット用品の備えも重要です。飼い主さんご自身のはあっても「ペットのはないわ」と言う飼い主さんもいないとは言い切れませんので、この機会に準備されておいてはいかがでしょうか?下記の準備をされておくと良いでしょう。
●準備するもの
- 療法食や薬
- 5日分以上のペットフードと水、食器
- 首輪又はリード
※首輪やリードに、連絡先やペットの情報を記録しておきましょう。 - ハードケージ
- ペットシーツやタオル、新聞紙など
万が一、ペットと離れ離れになったことも考えて、日頃から、鑑札、狂犬病予防注射済票(犬の場合)外から見える迷子札(鳥の場合は足環などにつける)などの準備は必要かもしれません。
image by: Shutterstock.com