NY在住日本人社長が故郷・岡山で食べたもの、食べたかったもの

 

翌日は大阪に向かいます。今回、出版するにあたって、日本各地でご協力してくださる方々がいて、本当にありがたく、助かります。特に大阪は大きくふたつの後援会がバックアップしてくれるので、出版前にご挨拶に行くべき場所。まずは到着した夜に、一つ目の後援会の会長さんと新大阪で食事します。地下の焼き鳥屋さん。御礼もそこそこにあまりに美味しい焼き鳥に夢中になりすぎて爆笑されました。会長の50代の女性と、副会長の40代の女性はおふたりとも、いつ会っても元気。会うだけで、こちらまで元気をもらえます。

お会いしたのは2年前の大阪での講演会の際。講演後、僕ごときに、みなさん2ショット写真をお願いしてくださるのですが、その際、各地によって、特徴がでます。福岡、は、割とみなさん普通にお声がけしてくださいます。「写真、よろしいですか?」著名人でもないのに、お願いされるのはとても嬉しく「ありがとうございます」とこちらからお礼を言ってご一緒して撮ります。

名古屋の方は、ケータイを持ったまま、ちょっとだけ距離を空けられて、なかなか、声を掛けづらいのか、だいたい主催の方に「撮りたいなら、早く撮って」と促されて「よろしいですか」と声をかけて下さる方が多い。東京?さすがに、東京は僕レベルだと、そう2ショットをお願いされません(笑)。

で、大阪。大阪だけは特殊で、前述のふたりとの出会いも、講演会が終わった際「いやぁ、あんた良かったわぁ~!と肩をバシバシ叩きながら話しかけられました。あれ?知り合いだったかな、と思わされる距離感で話しかけられ「ありがとうございます」と、とりあえずお礼しつつ、たぶん、初対面だよなぁと考えていました。一方的に話しかけられて、途中「はい、じゃあ、あっち向いて」と指差された方向を見ると、ケータイカメラを構えたもうひとりが向いたと同時に「はい、チーズ」。条件反射的に、ピースをしちゃいました。

話しかけた方が会長で、カメラを構えていたのが副会長さん。その時から、(こちらがお願いしていないにも関わらず)あれよ、あれよと、後援会のようなものを作ってくださいました。今では本当に助かっています。自分ひとりでは絶対に無理な人数を集客してくださいます。おふたりと話しているととても楽しく時間を忘れます。楽しみながら、目的が達成されたらこれ以上のことはない。

翌朝は、もう一つの後援会の会長にご挨拶。天満橋で落ち合いました。60代のその男性のコネクションはすごく、本当に関西地区の有力な方々を1時間おきに何人も紹介してくださいました。その流れで、梅田のある建物に通されます。ここがどこで、一体、次に誰と会わされるのかも、そう説明はありません。1時間ごとに場所を移動するので、そんな暇もなく、いや、説明されたのかもしれないけれど、覚えられるわけがない。

エレベーターの中で「いつものように、トントントンと話してくれたらいいから。ね。」と言われ「トントントン?話す?」誰に、何を話すんですか?そう聞き返すと同時にエレベーターの扉が開きました。廊下を通って、通された部屋には30人くらいの生徒さん(らしき)が椅子に座っているクラス。「今日は、このデザイン専門学校に、ニューヨークからゲストが来てくださいました。それでは高橋先生宜しくお願いします」とメガネをかけた40代くらいの(担任であろう)女性に紹介されます。

主催者を見ると、笑顔で「どうぞ、どうぞ」と促されます。とりあえず、何か話せばいいのね。学生君たちの前で90分、とりあえず熱弁しました。徐々に、学生たちの目が熱を帯びてくるのがわかります。やっぱり楽しいなと思いました。その後も「偉い人」たちを多く、ご紹介いただき、ホテルに帰ったのは深夜2時。翌朝、新大阪のホテルをチェックアウトし、東京へ向かいます。

image by: Shutterstock.com

高橋克明この著者の記事一覧

全米発刊邦字紙「NEWYORK BIZ」CEO 兼発行人。同時にプロインタビュアーとしてハリウッドスターをはじめ1000人のインタビュー記事を世に出す。メルマガでは毎週エキサイティングなNY生活やインタビューのウラ話などほかでは記事にできないイシューを届けてくれる。初の著書『武器は走りながら拾え!』が2019年11月11日に発売。

有料メルマガ好評配信中

  初月無料お試し登録はこちらから  

この記事が気に入ったら登録!しよう 『 NEW YORK 摩天楼便り-マンハッタンの最前線から-by 高橋克明 』

【著者】 高橋克明 【月額】 初月無料!月額586円(税込) 【発行周期】 毎週水曜日

print
いま読まれてます

  • NY在住日本人社長が故郷・岡山で食べたもの、食べたかったもの
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け