池田教授の憂鬱。人為的地球温暖化という似非科学を信じる日本人

 

マスコミは、最近、台風の勢力が強くなり、数も多くなり、被害も甚大になったのは、温暖化のせいだと、何のエビデンスもなく、垂れ流しているが、そもそも、台風の数はこの半世紀を通じて微減傾向にあるし、勢力も1950年代や60年代の方が強かった。そういうことをTwitterに書くと、居丈高にエビデンスを見せろという人がいるが、気象庁のサイトで公開されているのだから自分で調べればいいのにね。そういう人に限って自説のエビデンスを示したことはない

自分の主張はマスコミや日本政府のお墨付きがあるので、エビデンスは示す必要がなく、反対する人だけがエビデンスを示さなければいけないという考えは不思議だが、もしかしたら、地球温暖化は弱い立場の人や野生動物を苦しめるので、地球温暖化を憂慮する人は弱者の味方の正義の人であり、懐疑的な人は地球環境より金もうけの方が大事な悪の権化であるといった、悪しき考えを、小学生の頃から刷り込まれているので、人為的地球温暖化に反対する人は無条件でバッシングしていいと思っているのかもしれない。太平洋戦争中の鬼畜米英と同じで、子供を洗脳するのは簡単だからね。

マスコミは事あるごとに温暖化のせいで、「ツバルが沈む」、「シロクマが絶滅する」、「夏には北極海の氷が全部溶ける」といった話を垂れ流しているので、善良な人々は、「可哀そうに」あるいは「大変だ、これから地球はどうなるのだろう」と思い込んでしまうのかもしれないが、ここ20年以上ツバルの海水準はほぼ横ばいであるし、シロクマの頭数はここ10年くらいの間に30%ほど増加したし、夏に北極の氷が溶けてなくなる気配はない。マスコミは危機を煽る科学者の声だけを取り上げて、反対意見の科学者の声をほとんど全く無視しているので、多くの人が人為的地球温暖化を真実だと信じるのも無理はない。

実のところは、人為的地球温暖化論を推進しているのは、エコという正義の御旗を梃子にCO2削減のためのさまざまのシステムを構築して金もうけを企んでいる巨大企業とそれを後押しする政治権力で、反対しているのは何の利権もなく、データに立脚して物事を考える科学者なのだ。普通の人が騙されている主流の論調とは正反対に、金まみれなのは人為的温暖化論者で、貧乏なのは人為的温暖化懐疑論者なのである。

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