韓国に誠意も道徳も通じぬ。韓国憲法裁判所の異常判決から学ぶ事

 

確かに、韓国政府の態度は不誠実で支離滅裂です。それを冷静に指摘できる冷静な識者も海外にいないことはないでしょう。しかし、その間にも、「日本は韓国人女性を性奴隷にしたことをついに認めて国庫からの賠償をオファーした。韓国の国民、特に元慰安婦は納得していないが、日本政府は金を払ったのだからこれで終わりにしろと強要しているという印象が世界中に広まってしまっています。

だから、日本政府としては「できることは全てやった。これ以上は何もしない。そちらも合意を守れ」と言い続けることはできるでしょうが、日本が過去の悪事を公式に認めたという印象は広がり続けるのです。

これが深慮遠謀だったのでしょうか?私には、一番避けなくてはならない事態を自ら招いたようにしか見えません。それも分かりきった結末です。

誠意も道徳も対馬海峡を越えただけで通用しなくなります。

罪を認めたら最後です。韓国はどうせ約束を破ります。だからこそ、自ら罪を認めて謝罪するような印象を与えては絶対にいけないのです。その部分が永遠にマイナスになります。そのことを韓国憲法裁判所の判断から学ばなくてはなりません。

(山岡鉄秀:Twitter:https://twitter.com/jcn92977110

image by: Chintung Lee / Shutterstock.com

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