新型肺炎 、中国側が可能性を示唆した「エアロゾル感染」とは?

2020.02.10
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by MAG2NEWS編集部 NK
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上海市保健委員会のスポークスマンと上海疾病・感染管理センター局長らは8日、記者会見を行ない、「新型コロナウイルスがエアロゾル感染する」と主張したと韓国の中央日報、中国メディアなどが報じた。これまでは飛沫や接触で感染されるとされてきていたが、空気中に浮遊する微粒子の形態でも感染するとしている。


新型コロナウイルスの現状

現状、新型コロナウイルスによる死者は中国本土で900人以上となり、2003年のSARSの世界全体の死者数(774人)を超えた。感染者は4万人超で、横浜に停泊中のクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」でも9日、新たに感染が確認され、合計70人の感染者が出た。クルーズ船で新たに感染が確認されたのは、20~70代で、男性4人、女性2人。国籍別はフィリピン4人、ウクライナ1人、米国1人とのこと。これで日本国内全体で報告された感染者は96人となっている。

記者会見の内容

上海市民政局の曽群副局長が8日に開いた記者会見によると、現時点での確定的な新型肺炎の感染主要経路は「直接感染」「エアロゾル感染」「接触を通じた感染」と判断されるとのこと。

「エアロゾル感染」とは?

8日発表された「エアロゾル感染」とは、同じ空間内にいる感染者の飛沫が浮遊する空気を吸い込むことによって感染すること。「空気感染」と勘違いされがちだが、異なるもの。「空気感染」は、汚染された空気が長時間維持されるが、「エアロゾル感染」は空気中に浮遊する時間が短いため、空気の流れによって隣の部屋などに感染が拡大する恐れはない。しかし、感染者と少し立ち話をしただけで十分感染し得る状態である。

厚生労働省のHPの重症の肺炎を引き起こす「レジオネラ菌」の感染例として、冷却塔水、加湿器や循環式浴槽などを通じた「エアロゾル感染」をあげている。では、「エアロゾル感染」を防ぐためにはどうすれば良いのだろうか。

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