議員の熱弁に国民の涙。首相は「意味のない質問だよ」と嘲笑

2020.02.12
by MAG2NEWS編集部 NK
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安倍晋三首相は12日の衆院予算委員会で、立憲民主党の辻元清美氏に「意味のない質問だよ」とヤジを飛ばしたと毎日新聞朝日新聞などが報じた。その後、立憲民主党の逢坂誠二氏がヤジについて質問すると、安倍首相は「私に言わせれば質問ではなく、罵詈雑言の連続だった。私に反論の機会は与えられずに。こんなやりとりでは無意味じゃないかと申し上げた」と回答。果たして、一国の総理の発言として適切な言葉であったか。

棚橋委員長「聞こえなかった」

安倍首相のヤジは、NHKのテレビ中継でも聞き取れる声量であった。辻元氏はもちろん、野党議員たちも安倍首相の発言であったとその場で指摘していたほどだ。しかし、自民党の棚橋委員長は「私には聞こえなかった」とし、審議を止めて事実確認するよう求める野党の訴えを拒否した。

国民の声を代弁する逢坂氏

逢坂氏は、「本当に安倍内閣、デタラメだと思いますよ。行政私物化紛いのことはいっぱい発生するし、そしてそのことを指摘すれば公文書を廃棄するし隠蔽するし改ざんするし捏造するし、国会で質問すればまともに答弁しない。ご飯論法だ。逃げて歩く。そして閣僚に至っては本当に閣僚の資質があるのかどうか…わからない人はぐだぐだぐだぐだ答弁して。終わってるじゃないですか」と批判。逢坂氏の熱い言葉に、日本のネット上では「逢坂さんすごい。感動して涙出た」「国民の声を代弁してくださってありがとうございます」と支持する声が多くあがった。

一方、いつまでも「ご飯論法」を繰り返す安倍首相は、時折ヘラヘラと笑い、野党の質問を馬鹿にしているかのようにも捉えられるような場面も見られた。アツく語る逢坂氏とは対照的で不誠実な姿に、とても残念な気持ちになってしまう。

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source:毎日新聞朝日新聞

image by:ウィキペディアコモンズ経由で

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