トランプ大統領にとっては、自らの大きな支持基盤でもある軍需産業からの“要性”に応えることもできますし、開発が続く最新兵器のテストグラウンドを得ることになるわけですから、苦戦するようなことがあれば、頼りたくなるかもしれません。そして何よりも、開戦一歩手前で踏みとどまった過去の大統領たちや、韓国への波及効果を懸念しなくてはならなかった状況とは違い、すでに韓国を切り捨てたトランプ大統領とアメリカにとっては、北朝鮮攻撃のハードルはこれまでになく低いと思われます。
新型コロナウイルスの蔓延により中国の影響力が削がれている今、このところ低下の一途を辿っていたアメリカのアジアにおけるプレゼンスを取り戻し、圧倒的な状況に回帰する千載一遇のチャンスが訪れているのかもしれません。
実際のところはどうでしょうか。
何が起こるかは、最終的には皆さんのご想像にお任せしますが、私は大変恐怖心を抱いています。
国際情勢の裏側、即使えるプロの交渉術、Q&Aなど記事で紹介した以外の内容もたっぷりの島田久仁彦さんメルマガの無料お試し読みはコチラ
image by: Alexander Khitrov / Shutterstock.com