コロナ禍に虐待やDV急増。ストレスで自分を加害者にしない方法

 

もし、「1」なら、「妻と物理的な距離を取る」という対処行動を、「2」なら、「家事分担を明確に夫婦で決める」という対処行動を、「3」なら、ベランダで仕事する、散歩にいく、歌を大声で歌う、腹筋を100回するなど、気分転換する時間を日常のルーティンに加えてください。

ストレスは雨です。たまった雨はかき出すしかありません。そして、うまくかき出すことができたら、今度は「どんな傘があれば雨をしのげるか?」を考え、傘を準備してください。

あと、一日の終わりに「今日のモヤモヤ」「今日のハッピー」「明日はど~する?」の3つを書くことも効果的です。

「今日のモヤモヤ」は凹んだこと、頭にきたこと、悲しかったこと、つまらなかったこと、イライラしたことなど、なんでもいいので気分がマイナス方向にひっぱられたことを書く。

「今日のハッピー」は嬉しかったこと、楽しかったこと、ホワッとしたこと、ホッとしたことなど、一日の「小さな幸せ」探して書く。

「明日どーする」は、「これだけはやろう!」と、明日の小さな目標を書く。

この「モヤモヤメモ」を寝る前に書くと……、ネガティブな感情がポジティブに変わります。自分の周りにある“傘”に気付く、書き続けることで「ストレスの雨」に対処する力が高まるといった効用が期待できます。これは「Writing Method」と呼ばれる手法に認知行動療法を交えたもので(著者開発)、1,000人を対象にした調査でその効果が認められているのです。

というわけで長くなりましたが、外出制限も長引きそうですのでぜひ、実践してください!

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※本記事は有料メルマガ『デキる男は尻がイイ-河合薫の『社会の窓』』2020年4月22日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会に初月無料のお試し購読をどうぞ。

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