大阪の吉村府知事に学べ。「見える化」をビジネスに活かす方法

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国に対して一切怯むことなく、住民優先の政策を次々と打ち出し稀代のリーダーシップを発揮する大阪府の吉村洋文知事。そんな吉村知事の「見える化」の手法はビジネススキルに取り入れることが可能だとするのは、人気コンサルタントの中久保浩平さんです。中久保さんは今回、自身の無料メルマガ『ビジネス真実践』で、知事の一連の行動を5つのステップに分割し、個々のケースに当てはめるという手法を紹介しています。

大阪モデルを「あなたモデル」に

大阪府の吉村知事のスピード感あふれる行動力と決断力、そして何より“分かりやすさ”、これらをいかんなく発揮したリーダーシップは、見ていて気持ちが良いですよね。大阪府民が羨ましいと思っているのは私以外にもたくさんいるのではないでしょうか?

非常事態時にこそリーダーとしての真価、資質が問われると言いますが、まさに吉村知事は、リーダー資質の塊といった感じですね、しかもイケメン。ほんと凄いですね。

さて、吉村知事のここまでの活躍を見ていると、ビジネススキルとして学べることが、たくさんあるのは間違いの無いところだと思います。特に“見える化”について。

大阪府ではアフターコロナの自粛要請解除の出口戦略として一定の基準を数値でわかりやすく設定しましたよね。いわゆる「大阪モデル」。ここでは詳細は割愛しますが、一定基準をクリアすれば自粛要請解除をするというもの。しかもその日、基準に対してどうだったか?をwebサイトで信号機の赤・青・黄で表示し、
大阪のシンボル、通天閣や太陽の塔のライトアップの色でわかるようにしている。これほどわかりやすくて明確なものはありません。

ノンバーバルコミュニケーション(言葉に頼らず態度や表情による意思伝達)というのがありますが、知事の一連の行動はまさに言葉以上によって府民、あるいは全国民・政府に対して明確に意思伝達できています。

単純に数値やライトアップによる見える化以上に知事の行動そのものが“見える化”しているというところが学べる所で、学ぶべき所ではないでしょうか?

とはいえ、元々持っている個々のポテンシャルというものは必ず違うので、知事の行動力をそのままスキルとして学ぶ、再現性という点では難しいのかも知れません。ですが、一連の行動を分割してみると学ぶことはマネジメントにおいて意外に当たり前のことだったりする、というのがよくわかるので、ハードルは下がります。

  1. 目の前の課題に全力でぶつかる
  2. ぶつかる中で、課題を多方面(客観的)から分析
    ※ いろいろ分かってくる、見えてくるものも含む
  3. 分析を基に解決プランを構築
  4. プランをわかりやすく周知し実行
    ※ わかりやすく周知しないと実行できない
  5. 実行した結果を日々、さらにわかりすく周知
    ※ 行動と結果を周知することがモチベーションに

ざっくりまとめると以上の5ステップの流れです。

まさに今、多くの問題、課題が山積みで身動きが取れないということもあるかも知れません。廃業を考えていないのであれば、今の状況に対する自分の行動を5つのステップに当てはめてみてください。もしかしたらまだまだ出来ていなかったりすることやもっと出来ることが見えてきたり、思いも寄らないアイデアなんかが見えたりするかも知れません。それこそ、あなたの「見える化」で、「あなたモデル」となるでしょう。

■今日のまとめ

「大阪モデルから自分モデルを考える」

  • 現状の課題に対する解決策を本文を参考にプランニングする

image by: 吉村洋文 - Home | Facebook

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【著者】 中久保 浩平 【発行周期】 毎週:火・木午前8:00発行※祝日の場合は翌日

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