ペットの日中の睡眠場所は確保できてる?獣医師が教えるSOSサイン

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リモートワークや外出自粛により、飼い主が自宅にいる時間が増えたことは、ペットの生活にも影響を及ぼしています。メルマガ『佐藤貴紀のわんにゃんアドバイス』の著者で獣医師の佐藤貴紀先生は、これまでは昼間ゆっくりリラックスしていたペットたちの睡眠不足やストレスを心配し、ペットが発するSOSをキャッチするための糞尿のチェックポイントを教えてくれます。

コロナウイルスに負けるな! シリーズ7「オシッコ・ウンチにご用心」

緊急事態宣言が解除されましたね。でも、今までと全く同じ生活ができるわけではありません。ウイルスのワクチンや治療薬もないという事は、この新型コロナウイルスとうまく、生活の中でお付き合いし、共存しなければいけないという意味です。

これは、人間だけではなく「犬」や「猫」も同じです。今後も在宅勤務が多い、飼い主さんもいらっしゃるでしょう。普段は学校や仕事で留守にしている静かな家の中で、ペットたちはたっぷり睡眠をとっていますが、在宅勤務のおかげで、睡眠時間が減りストレスをためている子も多いハズです。

そんなストレスや身体の異変のバロメーターはオシッコとウンチです。今日はその異変についてご説明しましょう。

見逃すな!トイレの回数が減る増える…排泄の異常はストレスのSOSサイン

トイレの回数が減った。反対に増えた。これは、身体の異常のサインだと思ってください。オシッコとウンチの観察でストレスチェックができます。色や形ニオイもとても大切です。

通常、健康なオシッコは綺麗な黄色です。猫の場合には独特のアンモニアの匂いがしますが犬の場合には程よい匂いです。これが色が濃かったり、匂いが強烈だったら要注意です。

ウンチも通常は、小型犬の場合には人差し指くらいのモンキーバナナくらいのものが健康と言われています。柔らかすぎず、硬すぎず。匂いもほんのり(でもウンチ臭い)。これが、下痢、ウサギみたいにコロコロ、便秘だったら要注意です。身体のどこかか、ストレスのSOSの信号です。病院にご相談ください。

●まとめ
長期間、家族が家で過ごすことを考えると、犬や猫のストレスの緩和のために、静かで安心できる睡眠場所を一定時間は確保することが大事だと思います。ペットを静かに見守る時間や、睡眠の大切さなども教えて、そのスペースを作ってあげてほしいです。

image by: shutterstock.com

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satoutakanoriペットは言葉が話せません。痛い時も、嫌な事も飼い主さんたちに伝える事が出来ません。このメルマガでは、そんなペットたちと一緒に快適に過ごす為にはどうしたらいいのか?そして、家庭で簡単に応用できる知識までお伝えしていきたいと思います。病気以外の事も獣医の目線から発信していきたいと思います。

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