費用はタダ。ニューヨーク在住日本人の「抗体検査」体験レポート

shutterstock_1704287482
 

新型コロナウイルスへの感染歴を調べる「抗体検査」が、東京、大阪、宮城の1万人を対象に始まりました。米ニューヨーク州では、希望する市民は即日、無料で受けられるようです。『メルマガ「ニューヨークの遊び方」』著者のりばてぃさんが、夫婦揃って近くのクリニックで受けた検査について詳しくレポートしてくれました。最長3日と言われた結果はオンラインで翌日には確認できたそうです。日本でこういった体制が整う日は、いつ来るのでしょうか。

抗体検査を受けてきた

新型コロナの抗体検査を受けてきた。いろいろ興味深い体験だったので今日はその話題をお届けしよう。

日本でも人口当たりの感染者が多い東京と大阪、逆に少ない宮城県を対象に限定数ではあるが無料の抗体検査が6月1日からはじまった。ただしこれは希望者ではなく、ある一定の条件(年齢や性別)で選ばれた人のみ。これとは別に民間医療機関での検査は基本的に有料で希望する人は受けられるようになっている。
国の抗体検査始まる3都府県の1万人対象感染歴調査
新型コロナ抗体検査 東京で始まる今月中に3都府県で1万人規模

しかし、アメリカでは政府要請により、新型コロナに現在罹っているかを調べるPCR検査及び抗体検査は無料で誰でも受けることができる。保険を持っている人は保険会社が負担し、保険が無くても一切支払う必要はない。
The Definitive Guide to Antibody Tests: What They Do, Where to Get Them, and How Much They Cost

州や地域ごとに手続きの違いはあるかもしれないので、実際に受けたいという場合は事前に確認することをお勧めするが、ニューヨーク州そしてお隣のニュージャージー州に関しては基本的に無料となっている。実際、クオモNY州知事やデブラシオNY市長は記者会見でテストを受けるようにと呼びかけていたりする。

他には、輸血用の血液が不足しているので、血液を寄付してもらうお礼に無料で抗体検査するよ、というところも。VitalantというNPO非営利団体で全米各所に支店を持つ。
Wondering if you had COVID-19? Donating blood to this nonprofit gets you a free antibody test.
いろんな検査機関で抗体検査が受けられる状況となっている。

そんなわけで、新型コロナだったんじゃないかとずーーーーーーっと気になっていた症状があったので、ニューヨーク市が再オープンする前にはっきりさせるため検査にいってきた。

今回行ってきた検査会場は、CityMDというクリニック。日米の医療機関は仕組みが大きく違うので詳細説明はここでは長くなるため省くが、CityMDは急な体調不良でもかけこみで受診できる庶民的なクリニック。チェーン展開している。しかも最近、店舗数を増やしているようで、あちこちにオープンしているのだけど、うちから徒歩で行ける範囲内にもオープンしたのだ。

新しいし、ずっと気になってることだったので、夫と2人でお散歩がてらにCityMDへ。予約不要。というかむしろ予約は取らない。身分証明書だけ持っていけばいい。

print
いま読まれてます

  • 費用はタダ。ニューヨーク在住日本人の「抗体検査」体験レポート
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け