今年の夏は、外出する回数が減り、運動不足による熱中症が増えると注意が呼びかけられています。そんな熱中症、人間だけでなくペットにも注意が必要と獣医師の佐藤貴紀先生が訴えます。今回のメルマガ『佐藤貴紀のわんにゃんアドバイス』では、ペットが熱中症にならないために、飼い主ができる対策を教えてくれます。
コロナウイルスに負けるな! シリーズ8「熱中症にご用心」
蒸し暑い季節になってきました。コロナウイルスの影響だと思うのですが今年はすでに『熱中症』になっている方もいるようです。『熱中症』は人間だけでなく、犬や猫も危険です。熱中症は、外に出た時だけ起こると思われがちですが、実は、『室内』でも非常に起こしやすいので本当に気をつけてください。今週は「熱中症対策」の方法をお伝えしてきたいと思います。
1)お散歩は、早朝と夜の気温が低い時にいきましょう
犬や猫は、体温調節ができません。つまり、熱をうまく身体に放出することができないのです。そのため、気温が高い時間帯にお散歩に行くと、体の中に熱がこもってしまい熱中症になります。気温が低いと思われる、早朝と夜にこの夏の時期には行ってください。
2)お留守番には冷房とお水をたっぷり忘れずに
お留守番をさせるときは、例え短時間でも、冷房を入れてあげてください。全身が毛で覆われている為に、扇風機では体温が全く下がりません。 それと、脱水にならないように、いつでも飲めるように新鮮なお水をたっぷりと補充してあげてからお出かけください。
●まとめ
熱中症は命を落としかねない本当に恐ろしい病気です。飼い主さんともども、愛犬や愛猫にも注意してあげてください。
image by:Shutterstock.com