出世する人が会社の細かなルールを守る事が最重要とは考えない訳

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会社に対して従順できちんとルールを守るタイプと、ここぞという時にはルールを破ることも厭わないタイプ、あなたはどちらに当てはまるでしょうか。今回の無料メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』では著者の佐藤しょ~おんさんが、出世したければ前者、すなわち「立派な従業員」になってはいけない理由を解説しています。

立派な従業員になることを目指さない

日本の義務教育って、困ったことにゴールとしていることが、立派な従業員になることなんですよね。上司や経営者の言うことに従順で、やれと言われたことを言われたとおりに、遅れずサボらずちゃんとやり続けることに価値を見出す、そんな人を製造するためのモノなんです。

その最も奇妙な制度が、皆勤賞という賞で、毎日遅れずに学校に来ることがどうして良いこと、立派なことなのかが、高校生の私には非常に大きな疑問でした。

私は高校時代は、ゲームセンターでバイトをしながら、雀荘、パチンコ屋に通っていましたから、皆勤賞などに縁は無いどころか、出席日数が足りなくて危うく留年するところでした。

そんな私が今では独立して経営者になって、当時毎日せっせと学校に通っていた同級生のほとんどはサラリーマンをしていて、おまけにバブル入社ということで、使えないヤツだと思われたりリストラの憂き目にあったりしているわけです。

このメールマガジンはサラリーマンとして高みを目指し、仕事にやり甲斐と生き甲斐を感じ、その結果収入もトップ層に入る、そんな人間になりたいという人に向けて書いているわけですが、そのことと立派な従業員になることはイコールではありませんからね。というか、これは実は異なる概念なんですよ。つまり、

 ● 立派な従業員になれたら年収1,000万円になれるわけではない

ということです。サラリーマンで成功するということと、上司や経営者の言うことに従順で、やれと言われたことを言われたとおりに、遅れずサボらずちゃんとやり続けることは、同義ではありませんからね。

だからこんなモノを目指しちゃダメなんですよ。

と書くと、では毎日好きな時間に出社して、ランチを2時間取って、上司に反抗したら出世するんですか?って挑発する人が、一定数出て来るわけですけど、それでも出世できると思いますよ。ちゃんと成果を挙げていたら。

これがどういうことかというと、私がみなさんに目指して欲しいのは、立派な従業員になることではなくて、立派なビジネスパーソンになることなんですよ。立派なビジネスパーソンになれたら、出社時間で文句を言われることも、ランチの時間が長いと言われることもないですし、上司はむしろあなたのしたいことを手伝ってくれますから、反抗する必要すらなくなるんですよね。

つまり目指している風景が違うのですよ。出世する人って、会社の細かな決め事を守ることが第一に重要なことだとは考えていないのです。意識して無視することはありませんが、それを守ることよりも、もっと大事なことがあると分かっていて、それを実現することに集中しているんですから。そのもっと大事なことを実現するために、現存するルールを破らなきゃならないとなったら、躊躇なくルールを破るんです。

ですからこの手の人たちは、全然立派な従業員ではありません。一部の官僚的な人からは眉をひそめられるでしょう。でもそんなことには頓着しないのですよ。目指しているのは、立派なビジネスパーソンになることですから。

立派な従業員という価値観が輝いているのは、公務員だけですよ。そんな公務員の人たちが、自分たちの価値観を押しつけるために作ったのが、義務教育の価値観ですから。だから明治以降のこの国では、公務員の力が強まると、国難になるのです(戦前の軍部というのもあれは税金で養われている公務員ですからね)。

この価値観の切り替えができる人が、今の時代では成功するんですよ。

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【著者】 佐藤しょ~おん 【発行周期】 平日刊

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