ひとつ屋根の下で暮らす家族であっても、衛生観念はそれぞれ違うもの。とは言え新型コロナウイルスを予防しなければならないこのご時世、その観念が「ゆるい」メンバーに対して不満を持っている方も多いようです。家族全員が健康で、しかも仲違いせずに暮らしてゆくためにはどのような手を打つべきなのでしょうか。今回の無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』では著者の真井花さんが、その具体的な解決策を提示しています。
衛生観念
さて、本日は新型コロナ下で露わになった家庭内の違いのお話。
新型コロナで家族がずっと一緒にいることが多かった今年の春。いつもなら気にならない、気にせずに済んでいた家族のクセや行動が目に付くようになった季節でもありました。
その中でも、深刻度が高いものが
- 衛生観念の違い
だったようです。
- 清潔なタオルやハンカチを持っているか
- 帰宅したあと手を洗うのか
- スマホやバッグを除菌シートで拭いているか
- 使ったティッシュをゴミ箱にすぐ捨てているか
- トイレをキレイに使うか
などなど。フツーのときでも、問題になりそうなモノばかりですが新型コロナ下では、これが健康問題に発展してしまったのでしょう。
そして、一般的に言って
- 女性の方が男性より衛生観念が高い
んですよね。逆に言うと、男性の方が
- 汚くても気にしない(~0~)/~
ということです。ま、まあ、その、肌感覚として納得できるし分かる気がしますよね…。そのため、衛生観念の違いというのは
- 男性は、女性から注意されてばかりでウザく感じる
- 女性は、男性がアバウトでテキトーすぎてイライラ
という構図になっているってことですね。
…あれ?どっかで見たような構図ですよね。そう、
- 家事全般
で同じようなことが起きていますよね。食事の後片付け、掃除洗濯物のたたみ方…もう、こればっかなんじゃないでしょうか。違うのは、この衛生観念の違いが
- 新型コロナ予防に関係している
ことでしょう。なので、女性のイライラはいつもより強くなってしまいます。まあ、新型コロナがあるにせよ、染みついた衛生観念はそう簡単に変えられないものではあるでしょう。なので、ここは
- はっきりルールを決める
ことです。どんなに対策してもリスクはゼロにはなりません。また、家族が守れないほどの厳しい対策を強要しても、継続できやしません。その意味で衛生観念の高いメンバー(たいていは女性でしょう)が
- 多少緩めに設定する
必要があると思います。ま。逆に言えば、他の家族たちにしてみれば
- 多少厳しめ
だということです。これを妥協と言うんでしょう。そして
- 決められたルールはキッチリ
守ることです。それが感染リスクを下げることにつながりますし、なにより
- 家族関係が安定する
からです。衛生観念の高いメンバーは、家族全員の健康を心配していて、本人自身も不安を感じているのです。それを宥めて安心させてあげることは、仲良く健康に暮らしていくために大切だと思うんですよ。
ちなみに我が家。
- 帰宅したら手洗
- 外出先の屋内ではマスク必須
- 出張先ではアルコール除菌
- 帰宅後にバッグを除菌シートで拭く
くらいがルールです。このくらいならみんなが守れるからね。
感染症予防には、ウィルスに触らず持ち込まないこと。古典的に思えてもこれが一番効くらしい。決めたルールはみんなで守りたいですね。
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