既にコロナ第2波か?それでも国が60歳以上に外出自粛を求めぬ訳

 

政府は、ウィズコロナの条件でも経済活性化が必要なので、60歳以上の外出自粛を言わない。旅行需要の内、多くが60歳以上であり、特に平日の観光地は60歳以上の人しかいない。

一番、コロナショックを受けているのが観光業であり、この立て直しには、60歳以上の観光需要を回復させないといけない。このため、GoToトラベルで旅行代金を補助してくれるので、行きたい気持ちは大きいが、60歳以上の人たちは、旅行をするにしても、三密を避けた旅行をするしかない。

よって、コロナで重症化する可能性がある60歳以上の人たちは、旅行をしないか、しても自分の車などで、空いている観光地に行くしかないようだ。

20代・30代・40代の人たちは、ガンガン経済活動と消費行動を行って、日本経済を活性化させることであり、コロナに感染したと思ったら、早くPCR検査を受けて、軽症の間に治すことだ。また、この年代の人は、無症状者も多く、将来的には、このコロナウィルスは人間と共存した常在菌化する可能性もある。

しかし、現在、60歳以上は、安い治療薬のない現状では、コロナに罹らないように、注意深く行動するしかない。

政府と東京都は、再度、ホテルとの契約を結び、軽症者の入院できる体制を整える必要が出て来たし、ダメなら笹川財団が用意するとした体育館の転用入院施設を、再度利用可能にするしかない。

もう1つ、重症者が増えた時点で、60歳以上の外出自粛宣言などを政府は検討するべきである。それと、60歳以上の人と同居する若い人たちにも注意を喚起する宣言を考えてほしいものだ。なるべく経済を止めずに、どう感染を拡大させないか、その方法を検討することである。

さあ、どうなりますか?

image by: cittadinodelmondo / Shutterstock.com

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