コロナ禍から世界恐慌へ。誰もが予想した破滅(ホワイトスワン)が本当にやってくるぞ

 

世界が恐れる「ホワイト・スワン」とは

「ブラック・スワン」は予期せぬ危機のことだが、現在、世界が心配するのは「ホワイト・スワン」である。これは、現時点で危機が起こりそうだという予見事象が、本当に起きてしまうという意味だという。

ありうるのは、米中対決によるアジア地域戦争、米イラン対決による中東地域戦争、気候変動による大災害、世界的大恐慌、米国の分断などで、予測できる事象が起こるだけで世界は大混乱する。

このうち「世界的大恐慌」は現に起こっているが、大規模な経済対策で見えないようにしているだけである。これが今後、大企業の倒産などで明確に見えるようになるだろう。

もう1つが、米トランプ大統領の行動である。トランプ大統領は、自分が不利であることから11月の大統領選挙を延期すると言い始め撤回したりしている。コロナ感染拡大の影響で、郵便による投票となると不正が蔓延るため、選挙結果を信用できなくなるという。しかし、大統領選挙を延期する権限は議会にあり、民主党も共和党の両議会ともに延期させない方向なので、いまのところ大統領選挙は11月3日に予定通りおこなわれるだろう。

しかし、大統領選挙で負けても、トランプ大統領がホワイトハウスに居座る可能性も出てきた。「選挙自体が不正であり、選挙無効だ」と言い始める可能性である。これで米国の分断が明らかになる。

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