開戦前夜の外交戦。中国の報復に「小型核」で応じるアメリカに死角はないか?

 

中国の強硬姿勢が止まらず、北朝鮮も金正恩氏から金与正氏への権力の委譲が行われて先行きが見えませんし、韓国政府はどこに向かっているのか分からず頼りにならない中、ロシアの空軍機による相次ぐ領空侵犯もあり、日本を取り巻く北東アジア情勢も非常に不安定で緊張感満載の状況になっています。

日米同盟の下、安全保障上の脅威に対抗しつつ、コロナ禍で激しく傷んだ日本経済の復活に向けて官民挙げて動かなくてはならないという日本が置かれている厳しい状況は、ベラルーシ問題を巡る欧州とロシアのバランスゲーム、中東の覇権を巡るイスラエルとイラン・トルコの刮目、中国と豪州の間で繰り広げられる“血を流しあう”闘いなど、世界各地で進行している深刻な状況と類似しているように思います。

各国がそれぞれ経験したことの内容なマルチフロントの戦い(対コロナ、米中対立のブロック、経済・安全保障上の対立)をいかに極限まで対立をエスカレートさせることなく乗り切るか。

今、国際社会に属する各国政府と国民がその大きなチャレンジに直面していると考えています。

どのような結果が待っているか私にも見えませんが、今はとにかく調停官としての役割をしっかりと果たしたいと思っています。

皆さんは現在の状況についてどうお考えになりますか?

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