なぜ韓国の屁理屈を日本は許す?距離を取れ、反応せずに無視をしろ

 

こうした韓国の姿勢は「OINK」と呼ばれてきました。「Only in KOREA」の略で、「韓国でしかありえないこと」という意味です。これはもともと、アメリカのローンスターという投資ファンドが破綻寸前の韓国外換銀行を買収し、経営再建によって黒字化したことで2006年に韓国外換銀行を売却しようとしたところ、韓国国内で外資であるローンスターに対して「ハゲタカ」「吸血鬼」という批判が集まり、これに乗っかった韓国検察が、不当な低価格で韓国外換銀行を買収した容疑や脱税などの容疑でローンスターを捜査、売却を妨害したという事件から生まれた言葉です。

海外では、投資ファンドが破綻危機の企業を買収し、再生後に売却するということは普通のことですが、韓国の国民感情に後押しされるかたちで、韓国政府が外国の投資ファンドの商行為を妨害したということで、「世界ではありないことが韓国では起こる」という意味で「OINK」という言葉が誕生したとされます。

韓国は、日本とのあいだで1965年に結んだ日韓請求権協定や、2015年の日韓慰安婦合意などを、後であれこれ理由をつけて、事実上、破棄しています。徴用工問題などは、その最たるものです。

しかも、前述のローンスターの件を見れば、OINKという国際常識から外れた韓国のあり方は、日本に対してだけではなく、他国に対しても同様だということがわかります。

朝鮮半島では、李氏朝鮮以来、「朋党の争い」(内ゲバ)が繰り返されてきました。南北の分断も、そのためです。だから南北の統一は、いくら努力してもなかなかスムーズには運ばないのです。

韓国については、日本はとにかく変に同情したり近づいたりせずに、距離を置いて遠ざかり、いちいち反応せずに無視しておくことが、日韓関係にとって最良の方法なのです。


 

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※ 本記事は有料メルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』2020年8月26日号の一部抜粋です。初月無料の定期購読のほか、1ヶ月単位でバックナンバーをご購入いただけます(1ヶ月分:税込660円)。

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