「俺はSEXが上手いんだ」という男ほど女性に嫌われる科学的な理由

 

相手だけではなく、自分自身が何となく感じていることに対しても、もっと自覚的になる必要があります。自分がどこかで「無理」をしていると感じるなら、そのやり方は捨てた方が良いのです。

また、長年密かに隠し持ってきた自身の願望を上手に現実化する能力もベテランにはあるはずです。人生の折り返しを過ぎたら、妙な遠慮は無用です。

新たな変化に対応するために必要とされるのは「柔軟性」です。

誰しも「セックスとはこういうもの」という自分なりのぼんやりしたイメージを持っているものですが、そうした自動的に頭に浮かんでくるイメージが、その人の自由を奪っている可能性があります。

なぜなら、そうしたイメージが性的行動のシナリオを描き、私たちは無意識の内にそれに従って行動してしまうからです。

たとえば、キスで始まり射精で終わるといったセックスのイメージに固執すると、変化に応じた臨機応変な対応というものができにくくなってしまいます。

いわゆる性の「常識」を捨てることは、問題解決の第一歩かもしれません。人類における、性行為のあり方は、実に多様です。

また、カップルの状況に応じた創意工夫は、素晴らしいものです。

身体の障害や体力などの限界を越えて、相手に性の悦びを与える工夫が柔軟にできるのは、もちろん、そこに愛があるからですが、仮に、愛とよべるものが無かったとしても、純粋な性的動機さえあれば、私たちは自然に創意工夫をせずにはいられません。

なぜなら、人間にとっての性行為は身体を使った「コミュニケーション」であり、私たちは自己表現をするためなら、あるいは相手の心を理解するためなら、あらゆる努力を厭(いと)わない不思議な生き物だからです。

パートナーへの愛、あるいは純粋な性欲、少なくともそのどちらかがあれば、加齢や肉体的な障害を乗り越える創意工夫は可能です。私たち人間のセックスは本能に依存しないが故に自由であり、可能性はリミットレスなのです。

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