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マツコ・デラックス、なぜ“引退秒読み”に?芸能人生の終活で仕事整理か

視聴率女王(?)との呼び声が高いマツコ・デラックス。しかし、今月16日の放送で、10年間レギュラーを務めた『ホンマでっか!?TV』を卒業した。花束の贈呈などなく、テロップで紹介されただけの突然の降板劇。視聴率も好調、MC明石家さんまとの仲も良好なだけに、「なぜ?」という疑問が視聴者やテレビ業界の間で駆け巡った。これを受け、マツコが芸能界の仕事の“終活”を始めたのでは?という声が上がり、引退秒読みという見方が広がっているのだ。

マツコ・デラックスがテレビの仕事を整理

現在、7本ものレギュラー番組を抱えるマツコ。その内、6本がメインMCという超がつくほどの売れっ子だ。芸能界でオンリーワンのポジションを築き、人気も収入面でも安定しているマツコだが、コロナの影響で閉じこもりの生活になったこともあり、最近は元気がないと心配する声が聞かれていた。

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マツコといえば、歯に衣着せぬ毒舌が売りだが、出演したテレビ番組の中で、最近では冗談とも取れない後ろ向きなコメントが目立っている。

身長178cm、体重140kgの巨体でいつも豪快に笑うマツコからは考えられないような言葉を述べることが多くなっていた。

芸能界には何の未練もない

もともとアンダーグラウンドな世界で生きてきたマツコ・デラックス。2005年にTOKYO MXの情報番組『5時に夢中!』のコメンテーターとして出演したことでその名を広く知られるようになり、テレビの世界へと進出した。

世に出ることに伴い、ニックネームだったマツコを豪華にしようと考え、『マツコ・デラックス』にしたと本人は語る。

他にあった候補は『ロワイヤル』、『インターナショナル』、『ユニバーサル』。インターナショナル、ユニバーサルは文字数が多いため却下。ロワイヤルは「そこまでの人間ではない」ため、現在の名前になったと自身が出演する番組で明かしている。

消去法でデラックスになったため、芸名には何の愛着もないそうだ。

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そんなマツコに対して、『ホンマでっか!?TV』で共演していた明石家さんまが26日、自身がパーソナリティーを務めるラジオ番組の中で気になる発言をした。

テレビからステージの世界へシフトチェンジ

明石家さんまはマツコ・デラックスが『ホンマでっか!?TV』を降板した理由について、以下のように語っている。

「実は大層なことやないんですよ。実は5年前から、もう『ホンマでっか』は辞めたかったんですけど、俺とのつきあいもあるからやってくれてた」

「今年、コロナがなければ、あいつ、舞台とかやりたいらしい」

「ステージやりたかったみたいで、レギュラーを半分外して全国ツアーをやりたかったけど、コロナでできなくなって。来年からコロナが落ち着いたら、番組減らして舞台の方をということだけのことなんですよ」

明石家さんまが明かしたところによると、マツコは将来的にステージの仕事にシフトするために、テレビの仕事を整理し始めたようだ。

コメンテーターという立ち位置だった『ホンマでっか!?TV』はある意味降板しやすい状況だったのかもしれない。

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なぜなら、マツコがMCを務めている番組はどれも高視聴率で、突然番組が終了すれば、路頭に迷うスタッフが多く出てきてしまう。実は義理人情に厚いマツコ。自らのわがままで、関わってきた人間に迷惑をかけることは避けたいと思っているのだろう。

今回の『ホンマでっか!?TV』は、テレビの仕事を“終活”させるための第一歩と考えられる。周りの状況を考慮しながら、マツコは今後少しずつ出演番組を減らしていくとみられている。

マツコ・デラックスというもう一人の別の人間

来月26日で48歳の誕生日を迎えるマツコ・デラックス。女装と芸名で本当の自分を隠した一人の男は、孤独と寂しさを感じている。

マツコは以前、出演するテレビ番組の中でこんなことも話していた。

「アタシはもうほとんど、そうね、99.9%、『マツコ』か『マツコさん』かで呼ばれるじゃん。なんかね、なんていうんだろう、これが本名みたいな感覚なんだよね、もう今。たまに公的な場所とか行くとさ、本名で呼ばれるじゃない。『バカじゃない?』って思うの。自分で自分のことをね」

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また、27日に放送された『おしゃれイズム』に出演し、MCのくりぃむしちゅー・上田晋也が「この仕事をやめようかなと思ったことはある?」と聞かれたマツコは、「えっ、今思っている」と即答した。

常日頃から「芸能界には何の未練もない」「散り際が大切なのよ」と語ってるマツコ。これだけテレビに出演していれば経済的な心配は全くなく、かといって散財するわけでもないため、貯えは十分あるはず。もしかしたら、コロナの影響で何かしらの心境の変化があったのかもしれない。

『マツコ・デラックス』という仮面を被り、テレビ画面を通して多くの人の前で、もう一人の自分を演じている巨漢の中年男性。

マツコをテレビで目にすることができなくなってしまう日も、そう遠くはないかもしれない。

Twitterの反応

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image by : TTTNIS / CC0 1.0

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