古今東西「媚薬」の類は多々ありますが、昨今はアマゾンでも入手可能なようです。しかしそんな媚薬を使わずとも、信頼や情愛を勝ち取ることができるホルモンが存在することをご存知でしょうか。今回の無料メルマガ『毎朝1分! 天才のヒント』では著者の倉橋竜哉さんが、「オキシトシン」という神経伝達物質の働きを紹介するとともに、体の中での増やし方をレクチャーしています。
愛の生まれるところ
雑誌の怪しい薬の広告はとりあえず読む倉橋竜哉です^^;
「媚薬(ほれ薬)を使ってみたいと思いますか?」という話をしていたのは、つい数日前の朝5時会でのことでして、媚薬って聞いたことぐらいはあると思いますが、それを飲ませたりニオイを嗅がせたりすると、相手が自分のことを好きになってしまう…という、そんなものが本当にあったら世の中混乱必至のクスリであります。
最近、びっくりしたのですが、それがアマゾンでふつーに売っているのをたまたま見つけまして(おいおい!)、しかも購入者レビューに「これをバレないように飲ませたら、相手のガードが下がりました」みたいなことが書いてありまして。いやいや、それって犯罪だろ。こんなことサイトに載せていて、アマゾン大丈夫なのか?…なんて、どうでもいい心配をしてしましいました。
そんな媚薬が本当にあるのかどうかわかりませんが、それに近い作用をする神経伝達物質(ホルモン)に「オキシトシン」があります。「愛のホルモン」「絆のホルモン」などの別名があったりします。
もともと陣痛促進剤や母乳を出やすくする薬として注目されていたのですが、よくよく調べてみると、オキシトシンには他にも効果があるようで、学習意欲や記憶力、免疫力がアップしたり、一緒にいて、これがたくさん出る人は、その相手に信頼や情愛を感じやすくなる傾向があります。社交性が高くなるので、欧米では自閉症の薬として点鼻薬として処方されていたりします。
日本でも売られているのかな?と思いまして、「オキシトシン 点鼻薬」というキーワードで検索したところ、最初に出てきたのがアマゾンの媚薬のページでした(それで見つけたわけです)。
通販の媚薬にオキシトシンを増やす効果があるのかどうかわかりませんが、オキシトシンは「スキンシップ」で増やすことができます。手をつなぐ、手を当てる、ハグをする、キスをするその他のあれやこれやも含めて、肌と肌とのふれあいで、オキシトシンを増やし、お互いの絆を深め、安心感や幸福感が高まります。それだけで、心因性の症状(神経痛や胃痛など)の痛みが緩和することもあります。
あと、何かをしたりされたときに「ありがとう」と感謝の言葉を使うと、言った方も、言われた方もオキシトシンが増えます。
これをお読みのあなたは「オキシトシン」足りていますか?もし足りていないな…ということでしたら、誰かの肌に触れてみるのもいいですし、それが難しければ「ありがとう」という言葉を言う機会を増やしてみるといいかもしれないですね。
★まず私からあなたにこの言葉をお届けします
「愛はどこから生まれますか?」
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