菅首相の著書、改訂版から公文書管理の記述ごっそり削除で「せこすぎる」の声

2020.10.20
440
by 編集部サトシュウ
菅首相_著書
 

菅義偉首相が野党時代の2012年3月に刊行した単行本「政治家の覚悟」(文芸春秋)を改訂した新書が、20日に発売された。しかし、「政府があらゆる記録を克明に残すのは当然」と公文書管理の重要性を訴える記述があった章などが削除されたことで波紋を広げている。

菅首相の著書から公文書管理の記述が削除

2012年に出版された際には、旧民主党政権が東日本大震災時、会議で十分に議事録を残していなかったことを痛烈に批判。「千年に一度という大災害に対して政府がどう考え、いかに対応したかを検証し、教訓を得るために、政府があらゆる記録を克明に残すのは当然で、議事録は最も基本的な資料です。その作成を怠ったことは国民への背信行為」と述べていた。

しかし、今回の改訂版ではこうした記述が全て削除されている。

このことについて問われた加藤勝信官房長官は、20日の記者会見の中で、「首相が政治家として出版した著書だから、私が政府の立場でコメントするのは差し控えたい」と述べるにとどめた。

その上で、加藤氏は公文書管理について「公文書を適正管理するのは重要だ」「しっかりと取り組んでいきたい」と語り、改めて文書管理の重要性を強調している。

一方、立憲民主党の蓮舫参院議員は20日自身のツイッターの更新し、改定された菅首相の新書に言及。「公文書管理を強く主張していたのに。削除。すごい『覚悟』だ」とツイートし、本のタイトルに引っ掛けて皮肉った。

image by : 首相官邸

print
いま読まれてます

  • 菅首相の著書、改訂版から公文書管理の記述ごっそり削除で「せこすぎる」の声
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け