「トランプかバイデンか」ではない。TVが報じぬ米大統領選挙の本質

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日本時間3日20時より投票が開始されるアメリカ大統領選挙ですが、日本では「どちらが勝つか」ということばかりが報じられ、ワイドショーなどでは日本の国益に関連づけたものはほとんど目にする機会がありません。ジャーナリスト・作家として活躍中の宇田川敬介さんは今回、自身のメルマガ『宇田川敬介の日本の裏側の見えない世界の話』で、今回の米大統領選挙の特徴を解説するとともに、日本人が今回の選挙をどう見なければならないのか、そう日本の政治に活かさなければならないのかを日本国民に問いかけています。

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大混乱の中で行われるアメリカ大統領選挙とこれからの世界状況

11月3日に、アメリカ大統領選挙が行われます。

今回は、トランプ大統領の二期目と民主党のオバマ大統領時代の副大統領であったバイデン氏の争いになります。

様々な報道がされており、なかなか興味を惹かれるような話になっていますが、実際に日本人は選挙権がないわけであり、そのことに関してどちらが良いとか、どちらが大統領にふさわしいなどということを言ってもあまり意味がないのです。

もしも考えるのであれば、「どちらの方が日本の国益につながるのか」ということであり、そのことがしっかりと語られることこそ、もっとも重要なのではないかと考えられるのですが、残念ながらそのことが語られることは、日本のマスコミではあまりなく、「どちらが勝つか」というようなことしか報じられていません。

日本の報道がいかにおかしなことになっているのかがよくわかるのではないかという気がします。

日本人にとって必要なのは、大統領がどちらになってほしいという話ではなく、どちらになったらどのようになるのかということではないでしょうか。

どちらが日本の国益につながるか、どちらが好きかなどということを言っていてもあまり意味はありません。

日本人に選ぶ権利がないし、日本の国の事ではないので希望を言っても意味がないのです。

アメリカ人はアメリカ人自身の国益と思う方を考えて投票を行うのであり、日本人のために投票を行うのではありません。

そのように考えれば、選挙運動がどうなったとか、どちらが選挙活動中にどう言ったなどということを言っても全く意味がないのです。

そのような意味で、アメリカで11月3日に行われる選挙を見ていかなければならないというような感じになるのではないでしょうか。

そのように考えると、本日ここで、話をしなければならないことはほとんどなく、来週以降、選挙結果を見て皆さんに今後を考えてもらうべきではないかと思います。

しかし、それでは本日のこのメルマガの意味がなくなってしまいますので、今回は、簡単に(いつもより短めかもしれませんが)現在のアメリカの選挙で論点となっていることを考えていかなければならないのかもしれません。

日本人は、アメリカの選挙を見ながら、その内容の良い点を学び、悪い点を真似しないようにしなければならないのです。

そのように考えて、今の内容を見ていきましょう。

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