牛タンとカルビに驚愕!米国の牛角が日本人にケンカを売ってる件

 

テーブルにつくとメニューはありません。QRコードが置いてありそれをスキャンすると自分のスマホでメニューを見ることができます。感染防止の工夫のひとつですね。小さくスマホに映し出されるメニューを僕は目を凝らしてみました。上から下まで見ましたが、モツがありません。もう一度よく見てみましたが、やはりモツがありません。嫌な予感がした僕は、店員に聞いてみました。

すると「モツはない」という衝撃的事実が判明…。そもそもの牛角に来た目的がいきなり閉ざされてしまったのでした。出鼻をくじかれてしまいましたが、久しぶりの焼肉なので、ここで落ち込まずに楽しもうと思いました。

メニューを見てみると、僕の好きな牛タンがあります。そして、「神戸スタイルビーフカルビ」があります。要するに霜降りの牛肉です。アメリカでは和牛のような霜降りは通常は手に入りません。ここ数年、徐々に和牛の人気がアメリカでも高まり、霜降り肉を「神戸牛スタイル」などと呼んだりするのです。

当然のことながら本当の神戸牛ではないので、「スタイル」と呼んでいるわけです。味は神戸牛には及びませんが、アメリカでは霜降肉がめったに食べられないので、「神戸牛スタイ」でも非常にありがたいのです。

僕は好物の牛タンと、この「神戸牛スタイのカルビ」を注文しました。このカルビは一口サイズの薄切り6枚で日本円で3000円もします。セレブではない僕は普段はそんなものは注文しませんが、この時は超久しぶりだったので注文することにしました。そして待つこと数分、牛タンが運ばれてきました。

この牛タン、色はやけにくすんでいます。茶色がかっているのです。でも最近僕は目が悪くなってきたので、果たして肉の色が良くないのか自分の目が悪いのかよくわかりませんでした。しかし食べてみたら明らかにおかしいのです。

とても生臭くて新鮮と思えない味です。ちょうど電子レンジで生肉を中途半端に加熱したら臭くなるような感じにしています。さらに、食感が非常にざらざらしています。ねこの舌がザラザラしているのは可愛いですが、牛タンがザラザラしているのは気持ち悪いです(笑)。どう見ても普通ではないので、僕はウェイトレスを呼んで牛タンがおかしいことを伝えました。ウェイトレスは牛タンを持ってキッチンに戻り、新しい牛タンを持ってきました。今度は茶色がかっている事はなく、牛タンらしい色をしています。しかし、焼いて食べてみたらザラザラしています。どうやら冷凍の仕方が悪かったようです。間違ってもねこタンではないのでご心配なく。

まあ、こんなもんだよな…半分前向きに諦めながらビールを飲んでいると、「神戸牛スタイルのカルビ」が運ばれてきました。霜降りの、見るからに脂が乗ったカルビです。しかし、一枚目をめくると、その下に茶色い肉が隠れていました。そしてその茶色い肉をめくると、次にはまだらに茶色い肉が姿を現しました。部分的に火が通っている肉が隠されているのです。焼肉屋で、一皿3000円も出して、まだらに火が通った肉が出てくるとは斬新すぎます。しかも隠されているところが確信犯です。これはさすがにありえないので、再びウェイトレスを呼びました。ウェイトレスは感じ良く対応していたので、僕も苦情を言うわけではなく、シンプルに肉の状況を伝えました。

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