しんコロ「このカルビ、部分的に火が通っていますよ」
ウェイトレス「あらま…」
しんコロ「ほら、こことここだけ茶色くなってる」
ウェイトレス「それ、今解凍したばかりだからです」
しんコロ「わかってるけど、電子レンジで解凍したから熱ムラになったんでしょ」
ウェイトレス「店長に言ってきます」
こうして、ウェイトレスが「神戸牛のマネフのカルビのちょっと火が通ったやつ」を下げて、店長と相談しています。僕は待ちながら色々な想像をしました。店長が火が通った肉をもって言い返しにくるシナリオです。
店長「神戸ビーフは、こういう色をしているんです。部分的に火が通った色をしているのが特徴です」
しんコロ「そんなばかな!」
店長「あなた、神戸ビーフ食べたことないでしょ?」
と、そんなことを言われる覚悟をしていたのですが、実際は店長はやって来ませんでした。新しい皿を持ってウェイトレスが現れました。無事交換してくれるようです。
しかしこんどのカルビは、タレに浸ってやってきました。塩コショウかタレを選べるので塩コショウを選んだのに、タレに浸って戻ってきたのです。僕は察しました。きっと、タレをぶっかけて解凍したのでしょう。また電子レンジでしくじるわけにはいきませんからね…。そんなことなら、解凍しないまま持ってきてくれた方がよっぽど良いです。冷凍されていたのはバレバレなのだから、そのままの方がよっぽど失敗が少ないです。日本の皆さんは「冷凍肉だと?」と驚かれるでしょうが、ここはアメリカです。この国の人たちは肉は冷凍しないと薄く切れません。ミートスライサーを使っているのにもかかわらずです。
ということで、久しぶりの牛角はやっぱりやってくれました。もはや、プチファイルをコンスタントに提供してくれる貴重なスポットになりつつあります(笑)。
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