始めるまでは始まらないよ。英語も運動も楽にこなせる「習慣化」のコツ

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なにか新しいことを始めようと決意してみたものの、結局挫折というサイクルを繰り返しているという方、少なくないと思われます。長続きさせるコツのようなものがあれば知りたいですよね。今回の無料メルマガ『弁護士谷原誠の【仕事の流儀】』では現役弁護士の谷原誠さんが、「コツはハードルを下げること」として、その具体的な方法をレクチャーしています。

習慣化するスムーズな方法

こんにちは。弁護士の谷原誠です。

今回は、物事を習慣化する方法です。

このメルマガでは、自分の感情をコントロールするために、行動を変える、ということを何度もお伝えしています。気分が落ち込んでいるならば、胸を張り、手足を大きく開き、深呼吸をし、無理にでも笑い、可能であれば大声で叫んでみることです。それで感情が変化します。

私たちは、感情を変える時に、感情にフォーカスし、感情の力で感情を変えようとします。しかし、それは難しいですね。感情自身が、今、まさにその悲しい、という感情を選択してしまっているからです。外部圧力(身体動作)によって、感情を無理矢理変える方が簡単です。

物事を習慣化する時も同じです。毎年1月1日、「今年は、毎日英語を1時間勉強しよう」、「週3回ジムに行こう」などと決意しますが、2月まで続きません。なぜなら、毎日英語の勉強を始めるまでに、「勉強を始める気になろう」と自分の心を変え、そこから勉強を始めようとするからです。

今まで習慣にしていなかったのに、突然やる気になるのは難しいのです。

この場合も行動を活用します。やる気がないまま英語の教科書を開けることです。やる気がないまま運動を始めることです。

この時のコツは、ハードルを下げる、ということです。

やる気がないのに、1時間も勉強するとなると、苦痛です。やる気がないのに、着替えの準備をして、ジムに出かけるのは大変です。全く運動をしていない人が、いきなり階段の5段飛びをできないのと同じです。

まず毎日1段昇ることです。そうすると、2段、3段と自然と昇り始めます。英語であれば、はじめは毎日10分、場合によっては5分の勉強から始めることです。続けていけば、自然に習慣化され、かつ、やる気がでてきます。運動であれば、まずジムではなく、自宅で腕立て伏せを5回やることから始めましょう。そのうち、10回の腹筋が加わり、運動が習慣化され、ジムに行きたくなってくるでしょう。

いきなり大きな目標を立てて習慣化しようとしても、怠惰な私たちには難しいのです。外部圧力(行動)を活用し、小さなステップを作って、徐々に習慣化していく方が簡単です。

そして、物事を習慣化するには、これまで他のことに使っていた時間が使えなくなることを意味します。そこで、そのための時間を作り出すことが必要になってきます。それには、次の本が大変参考になると思います。

超多忙な弁護士が教える時間を増やす思考法』(フォレスト出版)

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今日は、ここまで。

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【著者】 谷原誠 【発行周期】 不定期

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