ドコモが女性上司の「ゲイバー」セクハラを隠蔽。新料金プラン以上の衝撃

2020.12.04
by tututu
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NTTドコモの社員だった男性(36)が、上司に連れて行かれたゲイバーでセクハラ被害を受けたなどとして、同社と上司2人を相手取り、約460万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こしたと時事通信などが報じている。ドコモは3日、20ギガバイトで月額2980円という他社を圧倒する格安料金プランを発表。思い切った戦略でドコモの評価が上がっていただけに、冷や水を浴びせるようなニュースが明らかになってしまった。

「ゲイバー」で男性社員がセクハラ被害

記事によると、元社員の男性は女性上司に東京都内のゲイバーに連れて行かれた際、店員に顔をなめられたり、下半身を触られたりしたが、上司は全く止めることもなく爆笑していたという。

男性が店側に抗議すると、「ドコモの飲み会はいつもこうだから、ごめんなさい」と言われたといい、他の社員も同様の被害を受けていた可能性が高い。

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また、別の男性上司からもパワハラを受けたとして、社内のコンプライアンス窓口に申告したが、男性は別の部署へ異動となった。これらが原因となり、精神的ダメージを受けた男性は2019年4月から休職し6月に退職した。

男性から訴えを起こされたことに対し、NTTドコモは「訴状が届いていないのでコメントできない」としている。

せっかくの「新料金プラン」も台無し

会社の上司によるセクハラやパワハラが後を絶たない。その根底には加害者側に「自分がハラスメントをしている」という意識の希薄さがある。

今回のNTTドコモのケースも、ゲイバーに連れて行ったという女性上司は「ノリでやっていた」と答えていたといい、被害に遭った男性の気持ちは何も考えていなかったに違いない。

セクハラに関しては、男女雇用機会均等法において事業主に対してセクハラ防止措置が義務付けられており、パワハラに関しても大企業では2020年6月、中小企業では2022年4月からパワハラ防止法が施行されている。

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ユーザーを驚かせるような新料金プランでせっかく企業価値を高めても、パワハラやセクハラが明らかになっては評価を下げてしまう。ネットからはNTTドコモに対して厳しい声が上がっている。

※本記事内のツイートにつきましては、Twitterのツイート埋め込み機能を利用して掲載させていただいております。

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