OB訪問アプリ悪用、就活女子大生のカラダを狙う「リクルート脳」の歪んだ欲望

2020.12.03
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by tututu
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スマートフォンの「OB訪問アプリ」を通じて誘い出した就職活動中の女子大生に睡眠薬を飲ませて乱暴した疑いで、警視庁はリクルートコミュニケーションズ社員の丸田憲司朗容疑者(30)を再逮捕したと読売新聞などが報じている。OB訪問で女子学生が性的暴行を受ける事件が後を絶たず、複数の就活生が被害に遭う実態が明らかになった。

リクルート系社員が女子就活生に性的暴行

丸田容疑者は就活アプリ「Matcher」に出身大学を偽って登録し、就活の相談に来た女子大生に睡眠作用のある薬を混ぜた酒を飲ませて抵抗できない状態にし、乱暴した疑いがもたれている。

丸田容疑者は別の準強制性交容疑ですでに逮捕されており、警視庁はほかにも余罪が多数あるとみて調べを続けている。

なぜ就活生がOB訪問で性的暴行を受ける事件が毎年のように起きるのか。しかも、犯行に及ぶのはほとんどが大手企業に勤める社員であり、そこには就職活動におけるOB訪問の闇があるようだ。

今や就活生にとって、OB訪問は必須とされている。同じ大学出身の先輩社員を訪ね、自らを売り込むことは内定に近づくと考えられており、企業側も重要視している。

一般的なOB訪問では、企業の昼休憩などにカフェや企業の食堂等で1対1で会って話すことが多い。最近ではOB訪問のアプリも複数存在し、誰でも気軽に接点を持つことが可能になった。しかし、それを悪用し、就活生に近づいてくる人間が少なからずいるのだ。

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丸田容疑者は出身大学を偽って登録し、最初から女子学生を狙っていたことは明らか。

人材輩出企業とも言われているリクルートは、一風変わったマネジメントで特徴的な人物を育て上げることで知られているが、自分を優秀だと思ってしまう人間が多いという。リクルート系社員である丸田容疑者も自分は「イケてる」と勘違いをし、犯行に及んでしまったのか。もちろんそんなことが許されるわけがない。

大手企業に就職したいという学生の弱みにつけ込んだ、悪質な犯行である。

住友商事、大林組でもあった性的暴行事件

2019年3月には大手商社住友商事の元社員が、OB訪問を受けた女子大学生を泥酔させた上、宿泊先に侵入して性的暴行を加えたとして、準強制性交と窃盗などの疑いで逮捕されている。

逮捕された三好琢也被告(当時24)は慶応大学卒業後に住友商事に入社。同僚経由で20代の女子大学生からOB訪問したいとの話があり、居酒屋で食事を共にしたという。

そこで三好被告は酒の一気飲みなどを強要。女子大学生が断れないことをいいことに泥酔させ、抵抗ができない状態にした。

女子大学生が予約していたホテルの部屋に送り届けた際に部屋のカードキーを盗み、いったん立ち去った後、このキーを使って部屋に侵入し、性的暴行を加えた。

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住友商事は事件直後に女子大学生からの連絡を受けて事態を把握し、三好被告は懲戒免職となっている。

また、大手ゼネコンの大林組の元社員も同様の事件で2019年2月に逮捕されている。元社員はOB訪問アプリを通じて知り合った20代の女子大学生を就活についてアドバイスすると呼び出し、資料をパソコンで見せると自宅へ連れ込み、わいせつな行為に及んでいた。

こうしたケースが事件として表に出るのは氷山の一角とみられ、多くの被害者が泣き寝入りしているのが実態。現役社員という強い立場を利用する就活セクハラは、卑劣で許すことができない犯罪だ。

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