ミスター慶応、予想通り「金でレイプもみ消し」完了。なぜ日本は性犯罪に甘いのか?

2020.12.14
by tututu
 

孫がかわいくて仕方ない資産家の祖父

ミスター慶応ファイナリストだったこの男性の実家は、千葉県でも有名な大手土木事業者。今では総資産100億円を超える企業グループに成長したほどで、地元では知らない人がいないくらい大きな会社だ。

慶応大学在学中に住んでいたという家賃100万円のマンションももちろん親の金。男性は裕福な実家の財力を使い、これまで好き勝手な生活をしてきたのだ。

これまで逮捕された5つの事件は、すべて金で“なかったこと”にしてきたというのが大方の味方。辣腕を振るう祖父は政財会との結びつきも強いと言われ、何かしら“裏”のルートを使ったことも否定できない。

しかし、11月に男性が引き起こした事件は6回目の逮捕ということもあり、埼玉県警は何としても起訴を目指して捜査しているとされていた。警察の威信にかけて、女性を人間として扱わない常軌を逸した行為を繰り返す男性を許すわけにはいかなかったのだ。

そのキーマンとなる男性の祖父は週刊文春の取材に対し、「あの野郎は死んだほうがいい」「あんなクズはもう二度と見たくない。死んでもらったほうがいい」「この世では絶対会わない」と語っていたという。

この事件が週刊誌やネットメディアを中心に報道されたこともあり、今回ばかりは不起訴処分とはならず、実刑判決は逃れられないとみられていた。

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だが、蓋を開けてみれば、また不起訴処分。

男性から“容疑者”という名称は取り除かれ、前科がつくことはなくなった。被害女性に対してあれだけひどいことをし、反省の色もまったくないような男が罪に問われることはもうないのだ。

結局は“カネ”の力で事件をもみ消す

今回、男性は逮捕された当初から「弁護士が来るまでは何も話さない」と供述を拒否し、それまで5度の逮捕と同じように示談を持ちかけようとしていたことは明白。再び被害女性の前に大金を積み、事件をないものとしたことは間違いない。

男性の祖父は、「最低5年間は刑務所で治療してほしい。示談交渉して刑を軽くするなんていうことはあってはならない。あれは病気なんだ」と語っていたことを週刊文春が報じている。

さいたま市で起こした事件は、前回の不起訴処分からわずか2か月後の犯行で、情状酌量の余地などどこにもない。再び街に出れば、同様の被害に遭う女性がまた出てきてしまう。だからこそ、卑劣な行為を繰り返すこの男を許してはいけなかった。

にもかかわらず、かわいい孫のために、祖父はまた示談交渉のために動いた。何百万あるいは数千万もの金を用意し、事件をないものと化した。

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一部情報によると、「裁判になると本名が世間に知られて今後の人生が不利ですよ」と被害女性側に伝えたという話も出ている。この言葉は男性弁護側の常套句なのだろうか。

闇に葬られてしまう性的暴行事件。もしかしたら、これは氷山の一角かもしれない。財力があれば何でもできてしまう、やりたい放題の世の中であってはたまったものではない。

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