ドコモ新料金「ahamo」の4大デメリットとは?契約前に格安の罠をチェック

2020.12.18
by tututu
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今月3日に新料金プラン「ahamo(アハモ)」を発表したNTTドコモ。月額2980円で20GBまでのデータ容量を利用することができるとあって、大きな話題となっている。サービス開始は来年3月からとなるが、早くも他社からの乗り換えを検討しているという声も聞こえてくる。良いことばかりが強調されるahamoだが、もちろんそんなことはなく、気をつけなければならない“デメリット”が複数存在している。

なぜ「ahamo(アハモ)」が人気に?格安以外にもメリット

まずは先にahamoのメリットを改めて紹介しておこう。

4G、5Gの通信に対応し、5分以内の通話掛け放題もついて月額2980円。auのように、「色々な割引を組み合わせてようやくこの値段です」という複雑さはまったくない。

契約時の事務手数料は無料で、いわゆる2年縛りのような定期契約もないため、ahamoを試してみたいという人でも気軽に契約することができる。

また、追加料金不要で82の国や地域で国際ローミングが利用できることも大きな魅力。

抱き合わせのようなものが一切ないahamoの料金プランは、シンプルでとてもわかりやすい。この辺りもユーザーたちから高評価を受けているポイントだ。

高齢者には不向き?「ahamo」のデメリットを検証

とはいえ、世の中に完璧なプランなどない。これまでの料金から大幅に値下げしたということは、その中身からさまざまなものを削ぎ落してようやく実現できたということ。そこから漏れてしまったいくつかのものがデメリットということになる。

そこで、ここからはahamoの「4つのデメリット」に確認していこう。

デメリット①「申し込みがオンラインのみ」

ahamoは契約やサポートを全てオンライン化しているのが大きな特徴のひとつ。全国2,000か所以上に及ぶドコモショップで手厚いサービスを提供していたのがドコモの強みでもあったが、今回はこれを辞めた。

あまりスマートフォンについて詳しくない高齢者などには影響が出るとみられ、ドコモがahamoを“若者向け”と言った所以はここにある。店頭での手厚いサポートを求める人には不向きなプランなのだ。

デメリット②「キャリアメールが使えない」

キャリアメールと言われてピンとこない人がいるかもしれないが、いわゆる「〇〇〇@docomo.ne.jp」などのメールを指す。実際には利用していない人も多いのが実態で、あまり大きな影響はなさそうだ。メールアドレスが必要という場合は、Gmailなどのフリーメールを利用することになる。 

デメリット③「割引サービスが利用不可」

ドコモには「ファミリー割引」「みんなドコモ割り」「ロング学割」などさまざまな割引制度があるが、これらのサービスが一切利用できなくなる。

割引の恩恵を受けているユーザーからすれば、このデメリットは大きく感じてしまうが、むしろそうした複雑な割引を一切やめて、シンプルに安くしたのがahamo。現在利用しているプランと比較しやすいため、自分に適したものを選びやすくなるだろう。

デメリット④「契約できるのは満20歳以上」

10代のユーザーは注意が必要。満20歳以上でなければ契約できないので、親権者の名義で契約しなければならない。また、ahamoのサービス開始は2021年3月だが、同年5月まではMNP手続きが必要で、これもオンラインでの対応となる。

現時点で明らかになっているのはこの4つのデメリットだが、あらかじめ理解をしておけばさほど困るようなことではない。

ただ、あまりスマートフォンに詳しくない人や、手厚いサービスを求める人は不向きなプランとなる。高齢の親にahamoのプランを契約させたいと考えている人などは、オンライン周りを代行してあげる必要があるだろう。

通常プラン「5Gギガホ プレミア」も1000円値下げへ

また、ドコモは18日、新たな大容量プラン「5Gギガホ プレミア」「ギガホプレミア」を4月1日から提供することを発表した。

従来の「5Gギガホ」と「ギガホ」から1000円値下げし、月額6650円(税別)で提供する。「ahamo」と異なり、家族割や光セット割も適用できるため、ユーザー側の選択肢が増えた形だ。

携帯電話料金の値下げに次々と踏み切ってきたドコモ。これに対し、auとソフトバンクはどう対抗してくるのか。値下げ合戦は熾烈を極めそうだ。

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