10月には2,000人を超えるなど、7月以降、5ヶ月連続で前年比を上回った国内の自殺者数。この異常事態に際し、私たちに打てる手はないのでしょうか。今回の無料メルマガ『セクシー心理学! ★ 相手の心を7秒でつかむ心理術』では著者で現役精神科医のゆうきゆうさんが、大切な人を自殺から守る方法をレクチャーしています。
死因一位の「自殺」から家族を守る、究極の「飲み物」とは?
日本の若者の死因第一位が「自殺」という、悲しい事実があります。
果たして自殺を防ぐにはどうしたらいいのか、ご家族やお友だちのことが心配になったときにできることを、今回はお話します。
自殺を防ぐには
まず、自殺をしてしまう最大の要因は、自分の悩みをいつまでたっても外に出せず、ひとりで抱え込んでしまうところにあります。そして抱え込みすぎた末に、自殺へ走ってしまうのです。
だからこそ、例えばメンタルクリニックにかかったり、カウンセリングを受けたり、あるいは遊びに行ったりと誰かと「共有できる時間」を持つことが重要になってきます。
そして一番良いのは、「話すこと」です。しかしながら、実際話そうとしてもなかなか難しいものですね。
例えば「今日何してたの?」と聞いても「いや別に」「ハマってることとか、好きなことない?」と聞いても「わかんない」で終わってしまえば、それ以上聞き出すのが難しいこともあるでしょう。
ここで試していただきたいのが、もっとシンプルな方法「一緒に食べる」ことです。
「一緒に食べる」こと
例えば外で美味しい料理、お菓子とかもしくはお茶などを買ってきて「一緒に食べようよ」と言うのです。
すでに食事を一緒にしている場合でも、コンビニやスーパーでも構いませんので、お菓子などを買ってくれば、食事以外の時間で一緒に過ごす理由付けができます。
相手も「買ってもらった」という手前、歩み寄りの気持ちがわいてきます。そのため、ただ話しかけるよりも話もしやすくなるのです。また、話が広がる可能性も高まりますね。
お菓子というと、ダイエット中だから乗り気じゃない、という方もいるかもしれませんね。最近はローソンに行くと糖質制限スイーツ等もありますので、個人的にオススメです。間食をしないんだ、という人なら飲み物でも良いでしょう。
この方法は本当にどんな人が相手でも実行できます。
そして究極のところ…
そして究極のところ、話をしなくてもOKです。「一緒に」何かを飲んだ・食べたという時間は、相手にとって「癒し」「嬉しさ」を感じさせてくれるものになります。
相手にその気持ちを感じてもらうことが何もよりも重要なのです。
ここで、「お酒を一緒に飲むのもどうか?」という意見もあるかもしれませんね。確かに、親しみを生み出すためには素晴らしいことだと思います。
ただ、「夜だし、お酒だし、ハードルが高い…」と相手が感じることも考えられます。またアルコール依存症の危険性もありますので、あまりオススメできません。
ですので、なるべく軽く一緒に口にできるような、お菓子・飲み物で試してみてくださいね。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
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