総務省汚職事件に発展か。疑惑の菅首相長男に忖度するマスコミの及び腰

 

彼らは、文春の取材を受け、はじめてコトの重大さを知ったらしい。2月4日の衆院予算委員会。野党議員の追及を受けた秋本局長は概ね、次のように釈明した。

「会食の出席者のなかに利害関係者はいないと思っていたので支払いはしなかった。取材を受けているうちに、いることがわかったので、確認できる範囲で返金した」

どうやら、許認可の相手となる放送業者は東北新社の子会社であり、東北新社そのものは利害関係者にあたらないと思っていたが、取材を受けていて、菅正剛氏が株式会社「囲碁・将棋チャンネル」の取締役であることを知ったと言いたいらしいのである。

しかし、前述のように、秋本局長は2016年から4回も菅正剛氏の接待を受けている。浅い付き合いならまだしも、そんな言い訳は通用しない。

菅首相は国会で正剛氏に関して追及され、「今はもう40くらいですよ。私はふだんほとんど会ってないですよ。私と長男を結びつけるというのは、それはいくらなんでもおかしいんじゃないでしょうか。私と完全に別人格ですからね」と憤慨した。

その言い分もわからぬではないが、総理大臣たるもの、総務官僚の腐敗に自分の息子がからんでいることについては、もっと深刻に受け止めてもいいのではないか。別人格で関係がないで済ますには、コトが重大すぎる。

武田総務相は16日の衆院本会議で、菅正剛氏に接待された総務省幹部4人を「一日も早く調査を終えて」処分する考えを示した。それで幕引きできるのだろうか。

image by: 首相官邸

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