泣いて幼稚園へ行きたがらない子どもに親がかけるべき魔法の言葉

 

幼稚園に入って1年。年中さんになっても、毎朝別れ際に泣くのは続き、年中の先生は優しい方で娘さんもなついてくれて、お迎えの時は「楽しかった」と報告してくれるものの、毎朝泣かれることにぶんちゃんさんも辛くなって、行動分析の本を読んだり、いろいろやってみたそうです。例えば、娘さんが号泣しても、先生に預けてサッと帰るようにしたり「もし泣かずに行けた日はご褒美があるよ♪」と言ってみたり。

お母さんの努力もあって、娘さんにも変化が現れます。「明日は泣かずに行きたいな♪」という言葉が出たり「階段の下から一人で行ってみる!」のような自分からの決意で泣かずに親子分離ができたり。年少の時には夜泣きするほど嫌だった音楽会の練習も、楽しくできるようになってきたようです。

でも少しずつ泣かなくなってきたところに、このコロナで幼稚園が休園。元に戻らないように、朝は6時半に起きて、お父さんと公園に行き、体を動かし、時間を決めて、リズムを壊さず生活されました。6月から幼稚園が始まりましたが、初日から泣かずに登園できたものの、夏が過ぎ9月になると、運動会の練習や準備をしていて再び泣いてしまうようになり、又「幼稚園に行きたくない」「お母さんがいい」と四六時中口にするようになりました。

とうとうぶんちゃんさんはキレてしまって「本当に弱虫だよね!もう年長だよ!?みんな出来てること何で出来ないの?いつまでグズグズ言ってるの?」と強い口調で叱ってしまったそうです。娘さんは「私は弱虫でいいの!ずっと弱虫でいいの!」と泣きわめき、翌日から、以前のように幼稚園の別れ際に泣くようになってしまったのだそうです。それからは娘さんが安心できるよう(娘さんの要望で)別れ際に9回抱きしめてからお母さんは帰るようになさっている、との事でした。

幼稚園内では先生が「幼稚園ではもう泣かないようにしようね」と娘さんに話した後、泣かなくなったので「おうちでも、家を出たらもう泣かないようにしようね、と言ってみたらどうですか?」と言われたけれど、今まで「泣きたいときは、泣けばいい。泣くのを我慢したいと思ったら、我慢すればいい」というスタンスでいたので、幼稚園の先生のアドバイスのように伝える事が良いのかどうかも悩んでおられました。

そしてぶんちゃんさんは、

“どういうスタンスで今後娘と向き合っていいのかわからなくなっています。小学校も泣きながら行くことになるのではないかと思い心配です”

“私たち夫婦が、赤ちゃんの頃から泣き虫な娘に、「泣いてもいいよ」と受け入れ続けたことが、娘が今も泣き虫でいる原因なのでしょうか?”

と、どうしたらいいのかわからない…とご相談を下さいました。

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