泣いて幼稚園へ行きたがらない子どもに親がかけるべき魔法の言葉

 

ですから「年長さんになると、自分よりも小さい子がいるよね。きっとみんなお母さんと離れて寂しいのに、我慢しているんだよ。あなたは年少・年中の時には、泣いてきたけど、もう今度は小さい子たちを助けてあげたり、励ましてあげないとね」のような話をしてもいいと思うのですね。

「幼稚園ではもう泣かないようにしようね。」と娘に話したところ、それからは泣いていない…。

その為「おうちでも、家を出たらもう泣かないようにしようね、と言ってみたらどうですか?」と言われたようです。

でも、それは今まで「泣きたいときは、泣けばいい。泣くのを我慢したいと思ったら、我慢すればいい」と言ってきたことと違うから、正しいのかどうか迷う…との事でしたが、私は「泣かないようにしよう」ではなく「今は泣いていい時かな?それとも我慢するときかな?自分で考えてみよう」ぐらいでいいと思うのです。

「泣いていい」と言っていたものが突然「泣いちゃダメ」になれば子供はやはり迷います。

でも「泣いていい時か、我慢するときか、自分で決める」事になれば、「今は我慢するとき」と思えば、我慢できるのではないかな?と思うのですね。

先に「自分より年下の子がいて、自分は面倒を見てあげる立場なんだよ」とも言ってあれば、より我慢が必要な時と判断できると思うのです。

幸いにも、娘さんは「明るく、人見知りもなく、初めて合った子とも仲良く遊べる。やりたいことがたくさんあって好奇心旺盛」と書かれていました。

という事は、きっと集中すると、寂しいことも忘れられるでしょうし、自分で切り替えができれば、泣かない事もできると思うのです。

それと…もう1つ、私が感じたのは「お母さんが心配しすぎちゃってはいないかな?」でした。

確かに娘さんは親子分離が難しいお子さんなのですが、お母さんも「子供を傷付けないように」「できるだけ寂しく思わせないように…」と気を配られていますよね。

でもそれって、子供も分かれずらさを感じさせているんですね。

ですから、母子分離の時には(ちょっと冷たいと思っても)さっさと帰ってしまう事も大事なんです。

子供が「寂しい、お母さんと一緒にいたい」と言って不安そうな顔をしている時に、親も不安そうにしていると、子供はいつまでも親から離れられないんですね。

なので、別れるときには(9回のハグも続けて結構ですが)終わったらさっと分かれて、振り向きもせずにさっぱりきっぱりと別れてしまうことをお勧めしたいです。

子供が「泣いちゃった」という時でも「それって泣いていい時だった?それとも我慢する時だった?」と聞くと、

「どっちだったかな?」と自分を振り返って思い出してくれると思います。

是非、試してみてほしく思います。

このお返事をしたのが昨年の9月下旬でした。

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