みんなに嫌われる「集団の和を乱す人間」の6タイプとベストな対処法

 

■ 自分はやりたくて理事をやっている訳じゃないと開き直る

自分の思い通りにならないことや自分の責任と言われそうなことがあると、自分はやりたくてやっている訳じゃない、いつでもやめる…というような発言をする方もいます。

ちょっと子供っぽい発言だと思っても、そうは言えず、そこで議論が止まってしまいます。これを本人に直してもらうのは難しいかも知れません。

やはり、理事になった以上は、自分のできる範囲で1年はきちんと前向きに務めよう…と全員の理事が思えるようなスタートアップが大事です。

ですから、理事候補選出の段階で、あまりにも「やりたくない」を全面に出す方は、理事候補にしないというのも一つの方法だと思います。

■ 他の理事に威圧的な態度をとったり、失礼な発言をする

大きな声で相手を遣り込めてしまう…相手が、セクハラ、パワハラと感じるような発言をしてしまう…理事会で、そんなことがあると、もう二度と理事会には出ない…という人がいたり、理事会で何も発言しなくなる…そんなことが起ってしまいます。

そうならないように、言われた相手が何も言わなくても、議長や他の理事は、自由な議論をするために、今のような発言はやめましょう…ときちんとその場で反応することが大事だと思います。

■ 理事会で何の発言しない、何の仕事をしない

理事会には出てくるけど、まったく発言しない人がいて、何を考えているかわからなくて場の雰囲気が悪くなる。だれかにこの仕事を分担してもらいたい…と言う話の時も、まったく反応なし。そんな理事長の悩みを聞くことがあります。

特に、コロナ禍になって、リアル理事会では、マスク着用で顔の表情が見えませんし、オンラインからの参加だと、映像を出さずに何の反応もない人もいて、本当に参加しているかどうかも分からなくて…と。

そんな状況だからこそ、

  • 理事会の最初にアイスブレークで1人、1人に何か発言してもらう
  • あえて指名して意見を聞いてみる
  • 簡単な仕事をお願いしてみる

というような働きかけが大事になると思います。

せっかく1年、いっしょに理事会を運営するのですから、みんなが気持ちよく、自分なりの貢献ができるように、チームづくりをたいせつにしたいですね。ですから、それを無意識に阻害してしまう困った理事さん対策も考えましょう。

image by: Shutterstock.com

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【著者】 廣田信子 【発行周期】 ほぼ 平日刊

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