東京五輪で「一夜限りの復活」の現実味
そんな中、ファンたちの一縷の望みともいえるのが、7月23日から開催が予定されている東京五輪での再集結話だ。
嵐は2019年5月に「NHK東京2020オリンピック・パラリンピック放送スペシャルナビゲーター」に就任。同局で放送される五輪開催に向けた特別番組にも出演してきた。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で五輪開催が延期となり、その間に嵐は活動休止に入ってしまったが、実は今もまだ正式に“降板”には至っていない。
NHKからもジャニーズ事務所からもそのようなコメントは発表されていないのだ。
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それに加えて、NHKの前田晃伸会長は今月3日に行われた定例会見で、「嵐のスペシャルナビゲーターについては決まっていません。決まり次第お伝えしたいと思います」とコメント。「所属事務所と話し合い中」というこれまでと同じ回答をし、結論が出ていないことを明らかにした。
「スペシャルナビゲーターの件については、NHKがギリギリまで粘っているという感じです。五輪のために嵐が再集結すればそれは大きな話題になりますし、NHKとしてはオリンピックを盛り上げるためにも何とか実現させたいのでしょう」（前出・芸能記者）
どちらかといえば、ジャニーズ事務所は消極的で5人が集まることは不可能に近いようだ。
「今回の大野さんの新恋人報道を見てもそれがわかります。もし、ジャニーズ側がオリンピックのために5人を再集結させるのであれば、何が何でも恋人報道は出させなかったでしょう。しかし、そうした行動を取らなかったことは、NHKにおける嵐のスペシャルナビゲーターはもうないということを表しています」（前出・芸能記者）
とはいえ、5人が集まることはなかったとしても、嵐のメンバーが何らかの形で関わることはあるかもしれない。
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大野智のジャニーズ退所は確実か
芸能界とは距離を置き、嵐に縛られない生活を謳歌しているリーダー大野。現在の状態をいつまで続けるかは不明だが、そもそも芸能界に戻ってくる意思はあるのだろうか。
「大野さんは昨年の4月に個人事務所を立ち上げています。他にもいくつか会社を持っている大野さんですが、この個人事務所に関しては自らが代表取締役となり、芸能関係の仕事を主としています」（前出・芸能記者）
登記簿におけるこの会社の設立目的は、「演技者、タレント、画家、脚本家、監督、プロデューサー及びその他のアーティストの育成及びマネージメント」、「音楽・芸能等のイベント、映画、演劇、演芸、絵画展等の企画、制作、興行」となっており、大野が芸能の仕事をするために作ったとみられる。
「これは明らかに将来的な独立を視野に立ち上げた会社です。そのことから、大野さんは芸能の仕事は続けたとしても、ジャニーズ事務所には所属しないという見方が強くなっています。大野さんはダンスと歌を得意としていますから、ミュージカル方面を中心に活動していくのではないでしょうか」（前出・芸能記者）
嵐として、そしてジャニーズとして十分にやり切ったからこそ、次の行動を見据えている大野。
活動休止のまま事務所を去るのか、それとも一旦は復帰し、改めてジャニーズを退所するのかは不明だが、これだけ準備をしているということは、ほぼ答えが出ているといってもおかしくはないだろう。
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ジャニーズという枠の中ではなく、自由な芸能活動を望んでいるとみられる大野。ファンの前にその姿を見せてくれるのはいつになるのだろうか。
