鳥は空気が見えない、魚は水が見えない、人は自分が見えない
1つ、気を付けたいのが、ビジネスがうまくいっているからといって、調子に乗らないこと。
鳥は空気が見えない、魚は水が見えない、人は自分が見えないと言う言葉があります。
人は自分のことが見えていないから、まずは、自分は自分がわかっていないと言うことを受け入れることが大切です。ソクラテスじゃないんですけど「無知の知」で、自分が知らないということを受け入れないと、人の話を聞けません。
誰が書いたのか忘れましたが、ハーバード大学では、入学当初に「知的謙遜でありなさい」といわれるそうです。どういうことかというと、ハーバード大学まで行くくらいだから、その生徒はものすごく頭がいいのかもしれない。もしかしたら天才だといわれて育ってきたかもしれません。
だけど、世間を見ればまだまだ上もいるし、世の中を見たら自分の知らないことばかり。卑屈になる必要は無いけど、知的謙遜で「自分にはまだまだ知らないことがある」と言うことを知りなさい。そういう意識でいなさいということを言ったそうです。そういう知的謙遜をもって生きなさい、ということなのでしょう。
今お話ししたように、「俺はこれが絶対良い」という勘違いをすると、もうそれだけで人の話を聞かないわけです。僕もそういう時期がありました。
僕は、これまでに人のアドバイスを聞かずに恥ずかしい思いをいっぱいしました。その結果、やっぱり自分はたいした事ないなと、改めて感じました。
僕は、ビジネス書作家として頑張っているので、肩書に「ビジネス作家」というふうに書いています。
しかし、正直言うと、むちゃくちゃ恥ずかしいです!
というのも、クラブハウスをやっていると、ベストセラー作家の本田健さんみたいにこれまでに100冊以上の本を書かれている方々にたくさんお会いします。
そんなときは、「僕もまだまだだな」と思い、謙虚に人の話を聞こうと思います。気持ちはハーバード。これからも知的謙遜を大切にしていこうと思います。
ビジネスはくるもの拒まず。ただし、自分の安売りには注意!
人はそれぞれいろんな才能を持っています。
ただ、自分の才能というのは意外と自覚できていなくて、実は人からみた方がわかることもたくさんあります。だから、来たものに飛びつきまくる時期があってもいいと思います。
ただこの時にもう一つ気をつけなければいけないのは、「自分の安売りをしないこと」。
僕の書籍『自分を安売りするのは〝いますぐ″やめなさい。』(きずな出版)にも書きましたが、「自分の安売りになっていないか」は考える必要があります。
「適切な報酬がある仕事にしよう」とか、「人との縁が素晴らしい」とか、ちゃんとそういうところを意識して仕事選びをしてください。
そうじゃないと、「便利だし、お金かからないからやらせておこう」と思われて、結果として、疲弊して辞めていくことになってしまいます。
基本的には「頼まれ事は全部受けてやろう」というマインドでいいのですが、「それを受けることで安売りになっていないか」ということだけは気を付けてください。
その上で背伸びをして、自分のステージを挙げられる仕事かどうかを考えた方がいいと思います。これは仕事に限らず、すべてに言えることです。
やっぱり稼いだほうがいいし、力をつけたほうがいいと思います。だから情報の発信の仕方も大切です。そういうこともろもろ総合的に考えることが大切です。
能力が上がるのか、社会性が上がるのか、もしくは人間関係がプラスになるのか。僕はだいだいここらへんを見ています。
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