“ジャニーズ忖度”で窮地に立たされる中居正広
2020年3月31日をもってジャニーズ事務所を退所した中居。2時間近くに及んだ退所会見は中居の“凄さ”を見せつけ、笑いが絶えない珍しい会見となった。
そのことから中居の独立は円満退所だったといわれる。たしかに中居とジャニーズ事務所の間に遺恨のようなものがあると報じられたことはない。
しかし、当の本人たちがそうだったとしても、周りが同じように接することは難しい。
中居は独立後も後輩であるTOKIOや櫻井翔の番組に出演するなど、これまで退所した“辞めジャニ”のように共演を禁止されるようなことは一切ない。
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その一方で、先に独立した元SMAPの香取慎吾、草なぎ剛、稲垣吾郎との接触を匂わせるようなことも度々ある。
テレビ局や広告代理店からしてみれば、それが“危険分子”のように思われて中居を敬遠するようになり、結果的にジャニーズ事務所への忖度につながっているとみられる。
実際に中居は自身のラジオ番組の中で「仕事がない」「CMのオファーがこない」などと話すこともあり、あながち冗談ではない本気の嘆きに聞こえる。
周囲が勝手に気を使って行われる“ジャニーズ忖度”。円満独立をしたはずの中居にとっては迷惑な話でしかない。
中居は独立を大後悔?ジャニーズに戻る日はくるのか
タレントが事務所から独立すれば、これまで引かれていたギャラがすべて自分の懐に入るわけで、経済的な面ではもちろん潤う。
しかし、実際は人件費や維持費など出ていくお金も多いだけでなく、芸能活動以外の仕事もこなさなければならないため、「割りに合わない」と感じる人間も多い。
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中居はまさにその典型で、独立から1年以上経過したが、会社を経営するということの難しさにぶつかり、「自分は経営者に向いていない」とストレスをためているという。
ラジオ番組の中ではその実情を切々と語っており、「ジャニーズ時代に乗っていたものより2ランク下がった車に乗っている」「払うお金がいっぱいある。ハンコばっかり押している」など、ボヤキばかりが耳につく。
ここ最近は独立する芸能人が増えているが、そんな傾向に対して中居は「独立は勧めない」「楽しくない」とし異議を唱えた。
極めつけは今年4月に出演した『ワイドナショー』(フジテレビ系)の中で発したコメント。
「ちょうど僕は退所したと同時にコロナだったので、この1年を振り返っても、何の実にもならなかった1年だった。種を植えることも水をまくこともなく、何の花も咲かせることができなかった」と悔やんでいたことが、すべてを物語っていた。
もはやなんのためにジャニーズ事務所を退所したのかわからず、“独立迷子”になってしまった中居正広。すったもんだありながらもジャニーズに残った木村拓哉とは皮肉にも明暗が分かれてしまっている。
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もしかしたら、中居が詫びを入れて、ジャニーズ事務所に戻る日もそう遠くはないかもしれない。